元NBA選手のカロン・バトラーは、殿堂入り選手のコビー・ブライアントとチームメイトだった経験を持つ。過去には彼のトレーニングがいかに過酷だったかを語っていたが、新たに“ブラックマンバ”との「思い出深い瞬間」を明かしている。
2002年のドラフト1巡目10位指名でマイアミ・ヒートに入団したバトラーは、ヒートで2シーズンを過ごし、04年夏にシャキール・オニールのトレード交換要員でラマー・オドム、ブライアン・グラントとともにレイカーズへトレード。チームに在籍したのは2004-05シーズンの1年間のみだったが、主力の1人として77試合に出場し、平均15.5点、5.8リバウンドをマークした。
その後、ワシントン・ウィザーズ、ダラス・マーベリックス、ロサンゼルス・クリッパーズなど数球団を渡り歩き、マブズ時代には優勝を経験。現在は古巣ヒートでアシスタントコーチを務めている。そのバトラーが、ヒートOBのマイク・ミラーとユドニス・ハズレムがホストを務める『The OGs』に出演した。
ファンからの質問コーナーで「コビーとの最も思い出深い瞬間」を尋ねられたバトラーは、2005年3月12日に行なわれたシャーロット・ボブキャッツ(現ホーネッツ)戦、115-116で迎えた第4クォーター残り0.9秒、コビーが決勝弾を沈めて勝利を収めた舞台裏を振り返った。
「シャーロットでの試合で、コビーがプレーを考えていた。コビーはコーチ(暫定HCのフランク・ハンブレン)の書いたボードをすぐに消して、『歴史の一部になりたいのは誰だ?』と言った。ラマー(オドム)は『俺は歴史の一部になりたい』と答えた。すると、彼は『よし、じゃあ俺はここでオープンになっているから、ボールをくれ』と要求した。
誰もコートのどの場所に行けばいいのか分からなかった。(コビーは)コートのどこかでボールをもらうつもりだから、邪魔にならないようにしないといけないと思っていた。そして、あのプレーが起こったんだ」
バトラーはコビーと過ごした日々についても言及。「コビーのチームメイトとしてレイカーズで1年間過ごせたことに感謝している。彼は毎朝早くにジムに入り、シュートを打っていた。練習後は筋トレをこなして、オフシーズンにもきっちりとトレーニングする。試合の映像を見て研究し、相手の癖を分析して、盗めるところはしっかり盗む。彼からたくさんのことを学んだ」と、当時プロ3年目の若手だった自身が、9年目でリーグの顔だったコビーの飽くなき向上心に感銘を受けたことを明かしていた。
バトラーはコビーとの思い出深い瞬間に、「デンバーでの試合を忘れられない」と、試合前にコビーがベンチで目を閉じ、イメージを膨らませていたことも回想。プロセスとともに、次にどんな行動を起こすか、刺激を受けたという。
コビーが生まれ持った才能を備えていたことはもちろん、努力で歴代トップクラスの選手まで上り詰めたことは改めて言うまでもない。
構成●ダンクシュート編集部
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