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NBA

「ベストプレーヤーを語るなら優勝回数を見るべき」ケンプが選ぶGOATはチェンバレンではなく“真の勝者”<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.06.24

ケンプは自身が選ぶGOATにラッセル(左)を選んだ。(C)Getty Images

ケンプは自身が選ぶGOATにラッセル(左)を選んだ。(C)Getty Images

 現地時間6月20日(日本時間21日)、マット・バーンズ(元ロサンゼルス・クリッパーズほか)、スティーブン・ジャクソン(元ゴールデンステイト・ウォリアーズほか)がホスト役を務める人気ポッドキャスト番組『ALL THE SMOKE』の最新エピソードが公開された。

 今回のゲストはシアトル・スーパーソニックス(現オクラホマシティ・サンダー)などで活躍したショーン・ケンプ。全盛時に208cm・104kgのパワーフォワードとしてプレーしてきた男は、超人的な身体能力から豪快なダンクや強烈なブロックショットをお見舞いし、堅実なジャンパーやポストプレーでも得点を重ねてオールスターに6度、オールNBAチームに3度名を連ねた。

 ケンプはソニックス、クリーブランド・キャバリアーズ、ポートランド・トレイルブレイザーズ、オーランド・マジックに所属。キャブズ時代途中から20kg以上も増量して全盛時のキレを失い、33歳でNBAから去ったとはいえ、ソニックスではゲイリー・ペイトン、デトレフ・シュレンプらとともに主力として君臨した。
 
 なかでも1996年にはウエスタン・カンファレンスを勝ち上がってNBAファイナルに進出してシカゴ・ブルズと対決。マイケル・ジョーダン、スコッティ・ピッペン、デニス・ロッドマンといった豪華なメンバーが揃う優勝候補に2勝4敗で敗れるも、ケンプはシリーズ平均23.3点、10.0リバウンド、1.3スティール、2.0ブロックにフィールドゴール成功率55.1%の活躍を見せた。

 ケンプはNBAキャリア14シーズンで、ジョーダンとピッペンに加え、アキーム・オラジュワン(元ヒューストン・ロケッツほか)、カール・マローン(元ユタ・ジャズほか)、チャールズ・バークレー(元フェニックス・サンズほか)、クライド・ドレクスラー(元ブレイザーズほか)、シャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)、コビー・ブライアント(元レイカーズ)など、プレーオフで数多くのスーパースターたちと戦ってきた。

 そうしたなか、番組内で「GOAT(史上最高の選手)は誰なのか」という話題になり、ケンプはジョーダンやコビー、レブロン・ジェームズ(レイカーズ)でもなく、ボストン・セルティックスの偉大なビッグマンを挙げていた。
 
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