専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

ペイサーズとエグジビット10契約の富永啓生「バスケはここ(日本代表)のスタイルと似ている。自分にフィットしていると思う」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.07.06

ペイサーズとエグジビット10契約を結んだ富永は、昨年5月にチームのワークアウトに参加していた。写真:梅月智史(THE DIGEST編集部)

ペイサーズとエグジビット10契約を結んだ富永は、昨年5月にチームのワークアウトに参加していた。写真:梅月智史(THE DIGEST編集部)

 7月5日、日本代表の富永啓生がインディアナ・ペイサーズとエグジビット10契約を締結。夢であるNBA入りに一歩近づいた。

 同日に行なわれた韓国代表との強化試合後、囲み取材に応じた富永は、今回の契約について「すごく嬉しかったですし、プロキャリアの第1歩だと思っています。ここから大きなチャレンジになるんですけど、楽しみでいっぱいです」と声を弾ませた。

 富永の元にはペイサーズ以外にも何件かオファーがあり「少し悩んだ」というが、「ここまで来たら、どこに行くとかじゃなくて、自分でどれだけアピールできるかが大事。自分のあるがままを出していければと思っています」と意気込んだ。

 日本が世界に誇る23歳のピュアシューターが契約したペイサーズは昨季、パリ五輪のアメリカ代表メンバーにも名を連ねている司令塔のタイリース・ハリバートンを中心にインシーズン・トーナメントで準優勝。4年ぶりの出場となったプレーオフでも第6シードからカンファレンス決勝まで勝ち進んだ伸び盛りのチームだ。
 
 富永にペイサーズの印象を尋ねると「とても速いバスケットをするチーム、3ポイントを多く打つチームでもあるのですごく楽しみです。ここ(日本代表)のバスケットスタイルに似ているので、自分にフィットしているチームだと思います」とアップテンポな展開を得意とするペイサーズは、自身のプレースタイルとマッチすると自信を見せた。

 エグジビット10はシーズン前に結ぶことができる無保証の契約で、球団はその選手に対して開幕前に2WAY契約に切り替えることが可能。選手はトレーニングキャンプで解雇された場合でも、NBA傘下のGリーグチームに所属し、60日間在籍すれば最大5万ドルのボーナスが支給される。

 昨季まで6年間NBAでプレーした日本代表の渡邊雄太も、メンフィス・グリズリーズとの2WAY契約が終了した2020年のオフにトロント・ラプターズとエグジビット10契約を締結し、開幕前に2WAY契約に昇格、さらに翌年4月には本契約を勝ち取っている。

 昨夏のワールドカップでチームの躍進に大きく貢献し、大学最終年の昨季はネブラスカ大を10年ぶりのNCAAトーナメント進出に導くなど進化を続ける“日本のステフィン・カリー”は、田臥勇太、渡邊、八村塁に次いで史上4人目の日本人NBA選手になれるのか。その動向から目が離せない。

構成●ダンクシュート編集部

富永啓生がNBA入りへ前進!ペイサーズとエグジビット10契約締結、トレーニングキャンプ参加へ<DUNKSHOOT>

NBAドラフト、富永啓生は指名されず。2WAY契約、Gリーグなど別ルートから夢舞台を目指すことに<DUNKSHOOT>
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号