現地時間7月6日(日本時間7日、日付は以下同)、アメリカ代表がラスベガスでトレーニングキャンプをスタートし、パリオリンピックへ向けて本格始動した。昨季王者ボストン・セルティックスのジェイソン・テイタムこそ個人的な理由で合流できておらず、8日からキャンプへ参加する見込みながら、その他のロスター11名が集結している。
そうしたなか、アメリカ代表としてオリンピックで3大会連続の金メダルを手にしているケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)は、シューティングこそこなしているものの、キャンプ前にふくらはぎを痛めたことで、トレーニングキャンプにフルメニューでは参加できていない。
オリンピック3大会でアメリカ代表史上最多の計435得点(平均19.8点)を誇る35歳の大ベテランは、パリ五輪で同代表では初となる4つ目の金メダル獲得がかかっている。ただ、現時点で10日のカナダ代表戦を皮切りに始まるエキシビジョンゲームのどの段階で出場できるかは決まっておらず、慎重に調整を続けている。
そのデュラントが、6日のキャンプ初日の練習後に『Yahoo! Sports』との単独インタビューに応じ、その内容が7日に公開された。昨季ウエスタン・カンファレンス6位の49勝33敗(勝率59.8%)を記録したサンズは、第6シードでプレーオフへ臨むも、第3シードのミネソタ・ティンバーウルブズ(56勝26敗/勝率68.3%)相手に4戦全敗のスウィープ負けに終わり、ファーストラウンド敗退と、デュラントにとってサンズ在籍2年目は苦しいものとなった。
その後デュラントについては"移籍の可能性"が浮上し、ヒューストン・ロケッツが獲得を狙っているといった情報が出回った。この報道については「嘘だ」と本人が否定してきたのだが、インタビューでこうも語っていた。
「誰かが『フェニックスはKD(デュラント)を出したがっている』と言うなら、『いったいどこからそんな情報が入ったんだ?』ってなるね。こうした嘘を口にすると、周りはトップニュースにしてしまうから俺を悩ませるんだ。その嘘をみんなが信じてしまうと悲しくなるね。俺にとって、ここまで来るとバスケットボールよりも大きなものになってしまう。自分じゃコントロールできないから」
はたしてデュラントはこのままサンズでキャリアを全うするのか、それとも再び他球団に移るのか。これまで何度も電撃移籍を繰り返してきているだけに、今後もこの男の去就から目が離せそうにない。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
そうしたなか、アメリカ代表としてオリンピックで3大会連続の金メダルを手にしているケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)は、シューティングこそこなしているものの、キャンプ前にふくらはぎを痛めたことで、トレーニングキャンプにフルメニューでは参加できていない。
オリンピック3大会でアメリカ代表史上最多の計435得点(平均19.8点)を誇る35歳の大ベテランは、パリ五輪で同代表では初となる4つ目の金メダル獲得がかかっている。ただ、現時点で10日のカナダ代表戦を皮切りに始まるエキシビジョンゲームのどの段階で出場できるかは決まっておらず、慎重に調整を続けている。
そのデュラントが、6日のキャンプ初日の練習後に『Yahoo! Sports』との単独インタビューに応じ、その内容が7日に公開された。昨季ウエスタン・カンファレンス6位の49勝33敗(勝率59.8%)を記録したサンズは、第6シードでプレーオフへ臨むも、第3シードのミネソタ・ティンバーウルブズ(56勝26敗/勝率68.3%)相手に4戦全敗のスウィープ負けに終わり、ファーストラウンド敗退と、デュラントにとってサンズ在籍2年目は苦しいものとなった。
その後デュラントについては"移籍の可能性"が浮上し、ヒューストン・ロケッツが獲得を狙っているといった情報が出回った。この報道については「嘘だ」と本人が否定してきたのだが、インタビューでこうも語っていた。
「誰かが『フェニックスはKD(デュラント)を出したがっている』と言うなら、『いったいどこからそんな情報が入ったんだ?』ってなるね。こうした嘘を口にすると、周りはトップニュースにしてしまうから俺を悩ませるんだ。その嘘をみんなが信じてしまうと悲しくなるね。俺にとって、ここまで来るとバスケットボールよりも大きなものになってしまう。自分じゃコントロールできないから」
はたしてデュラントはこのままサンズでキャリアを全うするのか、それとも再び他球団に移るのか。これまで何度も電撃移籍を繰り返してきているだけに、今後もこの男の去就から目が離せそうにない。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
関連記事
- ウォリアーズはグリーンではなく、デュラントを残すべきだった?球団の過ちをOBが指摘「あと2回か3回は優勝していただろう」<DUNKSHOOT>
- 「オールディフェンシブチーム入りすべき」“守備”でもチームを支えるデュラントを味方が絶賛「彼のレプリカを作り出すことなんてできない」<DUNKSHOOT>
- デュラントは“過小評価”なのか?肯定派のKGに対して否定派のピアースは「レブロンと同じレベルで責任は負わせていない」<DUNKSHOOT>
- ウォリアーズ王朝を築けたのはデュラントのおかげ?「彼の加入前、チームは潰れる寸前だった」と重鎮トーマスが主張<DUNKSHOOT>
- 「お前がウォリアーズを離れても一度は勝つ」グリーンが2022年の優勝を特別視する理由は“デュラント抜きの戴冠”<DUNKSHOOT>