NBA史上最高の選手は誰か――。
“GOAT”論争はバスケットボールを語るうえで最も盛り上がるテーマのひとつだ。マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)、コビー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)、レブロン・ジェームズ(レイカーズ)がその筆頭候補だが、殿堂入り選手のジョン・ストックトン(元ユタ・ジャズ)は3人とも“対象外”と驚きの主張をしている。
ストックトンは、ジョーダンやアキーム・オラジュワン(元ヒューストン・ロケッツほか)、チャールズ・バークレー(元フェニックス・サンズ)と同じ1984年のドラフト組。2003年の引退までジャズ一筋でプレーし、アシスト王9回、オールNBAチーム選出11回(1st2回、2nd6回、3rd3回)、オールディフェンシブ2ndチーム選出5回、スティール王2回、オールスター出場10回、NBA50周年&75周年記念チーム選出、さらに通算1万5806アシストと通算3265スティールは歴代トップという名ポイントガードだ。
『The Huddle』のインタビューで「コビー、ジョーダン、レブロン、誰が史上最高の選手か」と尋ねられると、「私はその3人を選ばない。彼らは私のトップ5にも入らない。私はその質問が嫌いだ」と切り捨てた。
例えば、ジョーダンは歴代トップのキャリア平均30.1点を誇り、優勝とファイナルMVP6回、シーズンMVP5回、オールNBA1stチーム選出10回、オールディフェンシブ1stチーム9回、得点王10回、スティール王3回、NBA50周年&75周年記念チーム選出など、その実績は輝かしい。
コビーも2000~02年のリーグ3連覇を含む優勝5回、ファイナルMVP2回、シーズンMVP1回、オールNBA1stチーム11回、オールディフェンシブ1stチーム9回、得点王2回、NBA75周年記念チーム選出など見事な実績を誇る。
また、現役のレブロンも40歳目前の現在もトップレベルを維持しており、史上初の通算4万得点をクリアしたほか、優勝とファイナルMVP4回、シーズンMVP4回、オールNBA1stチーム13回、オールディフェンシブ1stチーム5回、得点王1回、アシスト王1回、NBA75周年記念チーム選出と引けを取らない。
しかし、ストックトンはスタッツやアウォードの受賞回数ではなく、ゲームに影響を与え、今日のNBAを象った功績を加味して選んでいることを示唆する。
「では、誰がトップ3か。ウィルト・チェンバレン。彼が支配的だったがゆえにルールが変わった。カリーム・アブドゥル・ジャバーは40年間NBA史をリードする(通算得点記録を保持した)スコアラーでブロッカーだった。レブロンがカリーム(の記録)を抜いたことは知っているが、それは3ポイントとルール変更のおかげだ。トップ5に入れたい選手はたくさんいる。挙げてもらった選手たちが、私が入れたいと思う選手とは限らない」
レジェンドのシャキール・オニールもインスタグラムのストーリーで、ストックトンのインタビュー動画をシェア。無条件でジョーダンやコビー、レブロンを史上最高とする風潮には少なからず思うところがあるようだ。
構成●ダンクシュート編集部
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ストックトンは、ジョーダンやアキーム・オラジュワン(元ヒューストン・ロケッツほか)、チャールズ・バークレー(元フェニックス・サンズ)と同じ1984年のドラフト組。2003年の引退までジャズ一筋でプレーし、アシスト王9回、オールNBAチーム選出11回(1st2回、2nd6回、3rd3回)、オールディフェンシブ2ndチーム選出5回、スティール王2回、オールスター出場10回、NBA50周年&75周年記念チーム選出、さらに通算1万5806アシストと通算3265スティールは歴代トップという名ポイントガードだ。
『The Huddle』のインタビューで「コビー、ジョーダン、レブロン、誰が史上最高の選手か」と尋ねられると、「私はその3人を選ばない。彼らは私のトップ5にも入らない。私はその質問が嫌いだ」と切り捨てた。
例えば、ジョーダンは歴代トップのキャリア平均30.1点を誇り、優勝とファイナルMVP6回、シーズンMVP5回、オールNBA1stチーム選出10回、オールディフェンシブ1stチーム9回、得点王10回、スティール王3回、NBA50周年&75周年記念チーム選出など、その実績は輝かしい。
コビーも2000~02年のリーグ3連覇を含む優勝5回、ファイナルMVP2回、シーズンMVP1回、オールNBA1stチーム11回、オールディフェンシブ1stチーム9回、得点王2回、NBA75周年記念チーム選出など見事な実績を誇る。
また、現役のレブロンも40歳目前の現在もトップレベルを維持しており、史上初の通算4万得点をクリアしたほか、優勝とファイナルMVP4回、シーズンMVP4回、オールNBA1stチーム13回、オールディフェンシブ1stチーム5回、得点王1回、アシスト王1回、NBA75周年記念チーム選出と引けを取らない。
しかし、ストックトンはスタッツやアウォードの受賞回数ではなく、ゲームに影響を与え、今日のNBAを象った功績を加味して選んでいることを示唆する。
「では、誰がトップ3か。ウィルト・チェンバレン。彼が支配的だったがゆえにルールが変わった。カリーム・アブドゥル・ジャバーは40年間NBA史をリードする(通算得点記録を保持した)スコアラーでブロッカーだった。レブロンがカリーム(の記録)を抜いたことは知っているが、それは3ポイントとルール変更のおかげだ。トップ5に入れたい選手はたくさんいる。挙げてもらった選手たちが、私が入れたいと思う選手とは限らない」
レジェンドのシャキール・オニールもインスタグラムのストーリーで、ストックトンのインタビュー動画をシェア。無条件でジョーダンやコビー、レブロンを史上最高とする風潮には少なからず思うところがあるようだ。
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