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パリ五輪

アメリカがエキシビションマッチ3連勝!カリーが24得点。指揮官カーは先発について「ステフ、レブロン、ジョエルを一緒に起用するのが好き」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.07.18

順調に調整を進めるアメリカ代表。カーHCはカリー(右)、レブロン(中央)、エンビード(左)を先発で固定する意向を明かした。(C)Getty Images

順調に調整を進めるアメリカ代表。カーHCはカリー(右)、レブロン(中央)、エンビード(左)を先発で固定する意向を明かした。(C)Getty Images

 現地時間7月17日、アメリカ代表はアラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビで臨んだセルビア代表とのエキシビションゲームに105-79で快勝。10日のカナダ戦(86-72)、15日のオーストラリア戦(98-92)に続き、パリオリンピックに向けた前哨戦を3戦無敗とした。

 ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)が6本の3ポイントを沈めてゲームハイの24得点を奪取。さらにバム・アデバヨ(マイアミ・ヒート)が3本の3ポイントを含む17得点に8リバウンド、アンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)が16得点、3スティール、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)が11得点、2アシストを記録した。

 この日はカリー、ドリュー・ホリデー、ジェイソン・テイタム(いずれもボストン・セルティックス)、レブロン、ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・76ers)が先発メンバーに名を連ね、途中ではスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ/ウォリアーズHC)がエドワーズ、アデバヨ、デビン・ブッカー(フェニックス・サンズ)、アンソニー・デイビス(レイカーズ)、タイリース・ハリバートン(インディアナ・ペイサーズ)のセカンドユニットを総入れ替えする采配も見せた。
 
 なかでもアデバヨとデイビスのビッグマンデュオは強烈な存在感を発揮。指揮官が「バムとAD(デイビス)が一緒にいると、スイッチしつつ、リムプロテクトもできる」と称えたように、デイビスは16分4秒のプレータイムながら7得点、6リバウンドに驚異の6ブロックをマークしてみせた。

 アメリカ代表は今後ロンドンへ移動し、20日に南スーダン代表、22日にドイツ代表とのエキシビションマッチをこなし、オリンピック本番に向けて最終調整に入る。

 ここまでの3試合すべてでスターター出場しているのはカリー、レブロン、エンビードの3人。その周囲をホリデー、ブッカー、テイタム、エドワーズが交互に先発入りしている。

 セルビア戦を終えて、カーHCはこう口にしていた。

「私はあの3人(カリー、レブロン、エンビード)を先発起用することを好んでいる。我々は彼らの周りに誰を置くかを考えているところなんだ。このチームには実に多くの素晴らしいオプションがある。でも私はあの3人を一緒に起用するのが好きなんだ」
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