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NBA

「プレッシャーなんてない」トンプソンに代わってウォリアーズ入りしたヒールドは泰然自若の構え「自分の仕事をするだけさ」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.07.19

トンプソンの移籍に伴う6チーム間トレードでウォリアーズに入団したヒールド。リーグ指折りのシューターとして期待は大きい。(C)Getty Images

トンプソンの移籍に伴う6チーム間トレードでウォリアーズに入団したヒールド。リーグ指折りのシューターとして期待は大きい。(C)Getty Images

 ゴールデンステイト・ウォリアーズが今夏に獲得した選手の中で、最も期待されているのがクレイ・トンプソンに代わるシューターのバディ・ヒールドだろう。

 現地7月6日に正式発表された6チーム間の大型トレードで、ウォリアーズはトンプソンがダラス・マーベリックスへ移籍し、ヒールドとカイル・アンダーソンを獲得した。

 ウォリアーズでステフィン・カリー、ドレイモンド・グリーンとともに4度の優勝を経験したトンプソン(34歳)は、レギュラーシーズンの通算3ポイント成功数でNBA歴代6位の2481本、プレーオフではカリーに次ぐ2位の501本を沈めてきた。

 一方、新加入のヒールドは、ここまでオールスターや個人タイトルとは無縁ながら、キャリア8年間で通算632試合に出場し、キャリア平均15.5点、4.2リバウンド、2.6アシストを記録。3ポイントは歴代22位の1924本(1試合平均3.0本)を沈め、成功率はジャスト40.0%を誇る。

 31歳のベテランは8年間で欠場わずか6試合の鉄人としても知られ、昨季はシーズン途中にインディアナ・ペイサーズからフィラデルフィア・セブンティシクサーズに移籍した関係で計84試合に出場。平均25.7分で12.1点、3.2リバウンド、2.8アシストに3ポイント成功率38.6%(平均2.6本成功)を残し、プレーオフデビューも飾った。
 
 18日に地元メディア『NBC Sports Bay Area』へ公開された記事の中で、ヒールドはこれまで参考にしてきた名手たちの名を挙げている。

「ステフがその1人なのは確かだね。クレイのことも見てきた。なぜって、僕のショットはレイ・アレン(元シアトル・スーパーソニックスほか)やコビー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)、マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)みたいに(ディフェンダーの)頭上を越えて放つものじゃないんだ。僕はあの2人の流れるようなショットを見てきたのさ。

 ステフとクレイ、あとはデビン・ブッカー(フェニックス・サンズ)やアンソニー・モロー(元ウォリアーズほか)、ケビン・マーティン(元サクラメント・キングスほか)も少しね。彼らがどのようにしてショットを繰り出してきたか、そして自分がどうすれば効果的になるのかを研究してきたんだ」
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