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パリ五輪

【パリ五輪】「俺がシクサーズ関係者なら彼に抗議する」不調のエンビードにラシードが苦言「ゆっくり休んでくれ」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.07.24

はたしてエンビードは本番までに状態を上げられるのか。(C)Getty Images

はたしてエンビードは本番までに状態を上げられるのか。(C)Getty Images

 バスケットボールの男子アメリカ代表は、7月26日に開幕するパリ五輪で5大会連続の金メダル獲得を目指す。強化試合を5戦全勝で終え、28日にグループリーグ初戦のセルビア戦を迎える一方、センターのジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)は本調子ではなく、ラシード・ウォーレス(元デトロイト・ピストンズほか)は来たるNBAの新シーズンに備えるべきだったとの見解を突きつけている。

 アメリカ代表は今年4月、パリ五輪の代表メンバーとしてNBAの通算得点で1位の“キング”ことレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)、通算3ポイント成功数のリーグ記録を持つステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、五輪で3つの金メダルを獲得している超絶スコアラーのケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)ら12人を発表(カワイ・レナードはデリック・ホワイトに変更)。センターはエンビード、アンソニー・デイビス(レイカーズ)、バム・アデバヨ(マイアミ・ヒート)という顔ぶれになった。
 
 大会前のエキシビションマッチはカナダ、オーストラリア、セルビア、南スーダン、ドイツ相手に全勝。昨年10月にアメリカ代表としてパリ五輪に参加する意志を表明したエンビードはすべての試合で先発センターを任されたが、5得点、10得点、8得点、14得点、15得点と試合によって波が激しく、批判の声も相次いだ。

 2022-23シーズンのMVPであるエンビードは今年2月に左ヒザ外側半月板の手術を受けており、8週間にわたり戦線を離脱。4月に復帰してプレーオフでは平均33.0点、10.8リバウンド、5.7アシスト、1.17スティール、1.50ブロックの成績を残したが、まだ本調子ではない印象が強い。

 そんな悩めるビッグマンに対し、元NBA選手のウォーレスは自身がホストを務めるポッドキャスト『Sheed & Tyler』で、「オリンピックやオリンピックのゲームを悪く言うつもりはないけど、NBAタイトルは(オリンピックで)金メダルを獲得することよりも重要だと俺は思う。ゆっくり休んでくれ」と物申した。
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