パリ五輪

【パリ五輪】持ち味を出せず、2連敗と追い込まれたバスケ女子日本代表。町田は「あと1戦あるので、しっかり準備していきたい」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.08.02

司令塔の町田は試合後に「自分のコントロールでスローダウンしてしまった。日本の強さをあまり引き出せなかった」と語った。(C)Getty Images

 8月1日、バスケットボール女子日本代表(FIBAランキング9位)は、パリ五輪のグループリーグ第2戦で初出場のドイツ(同19位)と対戦。第1クォーター序盤こそリードを奪ったものの、平均身長186.3cmを誇るドイツの高さの前に、徐々にオフェンスが手詰まりになり、最終スコア64-75で敗れて2連敗となった。

 日本は初戦のアメリカ戦(76-102で敗戦)で17得点の活躍を見せた山本麻衣が脳震盪のため欠場。先発は町田瑠唯、宮崎早織、林咲希、赤穂ひまわり、高田真希の5人で臨み、高田が15得点、5リバウンド、宮崎が13得点、林が11得点、赤穂が8得点、8リバウンド、馬瓜ステファニーが8得点、5リバウンド、町田が9アシストをあげた。

 しかし、ドイツのエースであるサトゥ・サバリに33得点を許したほか、武器である3ポイントは成功率30.0%(9/30)にとどまり、ターンオーバー16本とミスの多さも目立ち、リズムを掴むことができなかった。
 
 試合後、高田は「日本チームの良いところを生かせるシーンは多くあった。ただその中でなかなかシュートが入らず、単発になってしまったところがあったので、もう少しチームとして崩すことが出来たら良かったと思います」とチャンスを生かし切れなかったことを悔やんだ。

 そして「ドイツのHCはもともとカナダにいて、日本のことをすごく知っていて本当に研究されていました。自分たちが相手を上回ることが出来ませんでした」とコメントした。

 華麗なパスで会場を沸かせた町田は「相手の高さだったり、エースをなかなか止め切れなかったです。オフェンスに関しては自分のコントロールでスローダウンしてしまったり、日本の強さをあまり引き出せなかったと思います」と反省。それでも「あと1戦あるので、しっかりベルギー戦に向けて準備していきたいと思います」と前を向いた。

 8月4日、日本のグループリーグ最終戦の相手は、東京五輪の準々決勝で対戦したFIBAランキング6位のベルギー。この時は2点を追う第4クォーター終盤、林が3ポイントを決めて劇的な逆転勝ちを収めている。日本の強みである早い展開に持ち込み、何とか勝利を掴み取ってほしいところだ。

■グループC途中経過
※2試合終了時点。カッコ内は得失点差。★=決勝トーナメント進出決定。

1位 アメリカ/2勝0敗(+39)★
2位 ドイツ/2勝0敗(+25)★
3位 ベルギー/0勝2敗(-27)
4位 日本/0勝2敗(-37)

構成●ダンクシュート編集部

女子バスケ、日本はドイツに敗れてグループリーグ2連敗…。高田が15得点、町田が9アシストも要所で3ポイントが決まらず<DUNKSHOOT>

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