パリ五輪

【パリ五輪】日本のグループB、ドイツがフランスを圧倒して首位通過!ブラジルも決勝トーナメント進出決定<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.08.03

昨年W杯MVPのシュルーダーは3試合で平均19.7点、9.0アシストと躍動。ドイツを首位通過に導いた。(C)FIBA

 現地時間8月2日、パリ五輪男子バスケットボールのグループB最終戦が行なわれ、日本代表(FIBAランキング26位)はブラジル(同12位)に84-102で敗戦。その後に行なわれたドイツ(同3位)vsフランス(同9位)の首位対決は、ドイツが85-71で快勝し無傷の3連勝を飾った。

 両チームともに2試合を終えた時点でグループ突破を決めていたが、主力が揃い踏みし白熱の戦いを展開。そのなかでも試合巧者ぶりを発揮したのが、W杯王者のドイツだった。

 第1クォーター、デニス・シュルーダーとフランツ・ヴァグナーの2本柱がチーム最初の18得点をあげると、途中出場のイザック・ボンガがブザービーターを決めて24-18とリード。第2クォーターは24-9と一気に流れを呼び込み、21点差をつけて折り返した。

 後半は地元のフランスが反撃に出るも、そのたびにドイツが流れを断ち切り、終始10~20点差をキープして完勝。シュルーダーが4本の3ポイントを含む26得点、9アシスト、ヴァグナーも26得点、5リバウンドとNBAで活躍するWエースがチームを牽引した。

 初戦で日本を20点差(99-77)、2戦目にブラジルを13点差(86-73)で下したドイツは、総得失点差+47で首位通過。グループA1位のカナダ(3勝0敗)が+20で終わったため、全体上位2チームに与えられるトップシードを掴んで決勝トーナメントに進むこととなった。
 
 一方のフランスはヴィクター・ウェンバンヤマがチーム最多の14得点、12リバウンドを記録したが、チームとしての成熟度はドイツに軍配。東京五輪に続くメダル獲得へは不安を残しつつも、グループ2位で決勝トーナメント進出を決めた。

 なお、日本に勝利しグループ3位となったブラジルも、A組3位のギリシャを得失点差で1点上回り、決勝トーナメント進出が決定。残りの進出チームは、現地3日のC組最終戦で決まる。各グループの結果は以下の通りだ。

■グループB最終結果
※カッコ内は得失点差。★=決勝トーナメント進出決定。

1位 ドイツ/3勝0敗(+47)★
2位 フランス/2勝1敗(+2)★
3位 ブラジル/1勝2敗(-7)★
4位 日本/0勝3敗(-42)

■グループA最終結果
※カッコ内は得失点差。★=決勝トーナメント進出決定。

1位 カナダ/3勝0敗(+20)★
2位 オーストラリア/1勝2敗(-4)★
3位 ギリシャ/1勝2敗(-8)
4位 スペイン/1勝2敗(-8)

■グループC途中経過
※2試合終了時点(第3戦は日本時間8月4日未明)。カッコ内は得失点差。★=決勝トーナメント進出決定。

1位 アメリカ/2勝0敗(+43)★
2位 セルビア/1勝1敗(+15)
3位 南スーダン/1勝1敗(-6)
4位 プエルトリコ/0勝2敗(-52)

構成●ダンクシュート編集部

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