パリ五輪

「僕の憧れでした」渡邊雄太が富樫勇樹と比江島慎に感謝「日本バスケを長年ずっと背負ってくれてありがとう」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.08.07

渡邊(右)は自身のインスタグラムに、長年苦楽を共にしてきた比江島⑥と富樫②へ感謝の想いを綴った。(C)Getty Images

 パリ五輪でバスケットボール男子日本代表は、八村塁、渡邊雄太、河村勇輝、ジョシュ・ホーキンソンら歴代最強メンバーを擁し、ベスト8を目標に掲げていた。しかし、グループリーグでドイツ、フランス、ブラジルに3連敗を喫し、ベスト8の夢は散った。

 結果だけ見れば東京五輪と同じ3戦3敗だが、延長にまでもつれた2戦目のフランス戦では河村を中心に勝利目前まで迫るなど、内容は前回と大きく異なり、日本の強さと成長を世界に示した大会となった。

 今後、選手たちはそれぞれのチームに戻り、BリーグやNBAのシーズンに備えることになる。

 そんななか、昨季までNBAで6シーズンを過ごし、今季から千葉ジェッツでプレーする渡邊が自身のインスタグラムを更新。チームメイトの富樫勇樹と比江島慎に感謝の想いを綴った。

「日本へ帰国する前日この二人と急遽パリへ。いつも当たり前のようにいてくれた彼ら二人。もしかしたら3人とも揃うのはこれで最後かもと思うとなんとも言えない気持ちになりました。2011年当時僕は16歳。誰も僕の事なんて知らない中、突然A代表に招集されました。その時同じように招集された中にゆうき(富樫)もまこ(比江島)もいて、無名だった僕とは違い、彼ら二人はすでに世代を代表するスター達でした。僕の憧れでした。
 
 そんな二人と気付けばもう13年も代表選手として同じコートでプレーさせてもらいました。負けばっかりの苦労だらけの道のりでしたが、去年のワールドカップでやっと少しだけ報われた気がしました。まこの「俺ら強くなったな」って一言が本当に全てを表してる気がしました。二人とずっとこの先も一緒にまだまだプレーしたいですが、それは彼ら自身が決めること。どのような決断をしても二人と苦楽を共にした13年は忘れません。

 こんな事言いながら次も3人ともいるかもしれないし、二人かもしれない、もしかしたら最悪ゼロかもしれない。どうなるか分からないので今伝えておきたいです。日本バスケを長年ずっと背負ってくれてありがとう。あなた達は僕のヒーローです。日本バスケ界のヒーローです」

 3人はほぼ同じタイミングで日本代表に選出され、ともに苦楽を共にしてきた。富樫は7月に31歳となり、渡邊は今年10月に30歳、比江島は今月11日に34歳を迎える。10年以上も代表を支え、日本を"世界で戦える集団"へと変えた男たちの決断に注目が集まる。

構成●ダンクシュート編集部

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【画像】“戦友”に感謝の想いを綴った渡邊の投稿

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