現地8月8日に行なわれたパリオリンピックの男子バスケットボール準決勝で、FIBAランキング1位のアメリカは、同4位のセルビアを95-91で下して決勝進出を果たした。
この試合、アメリカの最大リードは5点でリードを奪った時間はわずか3分25秒、対するセルビアは17点/35分12秒と完全に相手にペースを握られ、第3クォーター終了時点で63-76と13点差をつけられた。
それでも第4クォーターにアメリカはレブロン・ジェームズ、ステフィン・カリー、ケビン・デュラント、ジョエル・エンビードらの奮闘で一気に点差を縮める。残り3分43秒にレブロンのレイアップで84-84の同点に追いつくと、2分24秒にカリーがこの日9本目の3ポイントを決めて逆転、2点リードの残り36秒にはデュラントがジャンパーを沈め、逆転勝ちを収めた。
アメリカはカリーがゲームハイの36得点に8リバウンド、レブロンが16得点、12リバウンド、10アシストのトリプルダブル、エンビードが19得点、デュラントが9得点をマーク。
プレータイムはカリーが33分、レブロンが32分と2人が30分越え、次いでエンビードが27分、デビン・ブッカーとデュラントが24分を記録。その一方で、ジェイソン・テイタムとタイリース・ハリバートンはコーチの判断で出場時間ゼロに終わった。
ハリバートンは昨季ブレイクした若手だが、テイタムは過去6年連続でオールスターに出場、オールNBAチームにも21年から3年連続で1stチームに選出され、昨季はボストン・セルティックスを16年ぶりの優勝に導いた。さらにアメリカ代表でも21年の東京五輪でチーム2位の平均15.2点をあげ、金メダル獲得に貢献している。
しかし、パリ五輪ではここまで3試合で平均6.0点止まり。予選ラウンド3戦目のプエルトリコ戦では先発を務めて10得点、10リバウンドのダブルダブルを達成したものの、セルビアとの2戦(予選ラウンド初戦、準決勝)はどちらも出番が与えられなかった。
かつてNBAで2度の優勝を経験し、現在は台湾でプレーしている元NBA選手のクイン・クックは8日のセルビア戦後、自身のXにて「KD、ステフ、ブロンは、スポーツ史上最高のトリオだ!」と興奮気味に投稿。そして次にテイタムについて言及した。
「ジェイソン・テイタムは今季MVPを獲得するだろう! 3年連続でオールNBA1stチームに選ばれ、2021年(東京五輪)ではチーム2番目の得点をあげた。(今年)初のNBAチャンピオンシップを獲得したばかりだが、チームUSAでは1分もプレーしなかった。彼に必要なモチベーションはすべてある。NBAは注意した方がいい」
同じポジションにレブロンとデュラントがいるとはいえ、テイタムもNBA屈指の実力者で、優勝チームのエースでもある。クックはアメリカ代表での苦い経験が、連覇がかかる2024-25シーズンのモチベーションになると予想していた。
構成●ダンクシュート編集部
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それでも第4クォーターにアメリカはレブロン・ジェームズ、ステフィン・カリー、ケビン・デュラント、ジョエル・エンビードらの奮闘で一気に点差を縮める。残り3分43秒にレブロンのレイアップで84-84の同点に追いつくと、2分24秒にカリーがこの日9本目の3ポイントを決めて逆転、2点リードの残り36秒にはデュラントがジャンパーを沈め、逆転勝ちを収めた。
アメリカはカリーがゲームハイの36得点に8リバウンド、レブロンが16得点、12リバウンド、10アシストのトリプルダブル、エンビードが19得点、デュラントが9得点をマーク。
プレータイムはカリーが33分、レブロンが32分と2人が30分越え、次いでエンビードが27分、デビン・ブッカーとデュラントが24分を記録。その一方で、ジェイソン・テイタムとタイリース・ハリバートンはコーチの判断で出場時間ゼロに終わった。
ハリバートンは昨季ブレイクした若手だが、テイタムは過去6年連続でオールスターに出場、オールNBAチームにも21年から3年連続で1stチームに選出され、昨季はボストン・セルティックスを16年ぶりの優勝に導いた。さらにアメリカ代表でも21年の東京五輪でチーム2位の平均15.2点をあげ、金メダル獲得に貢献している。
しかし、パリ五輪ではここまで3試合で平均6.0点止まり。予選ラウンド3戦目のプエルトリコ戦では先発を務めて10得点、10リバウンドのダブルダブルを達成したものの、セルビアとの2戦(予選ラウンド初戦、準決勝)はどちらも出番が与えられなかった。
かつてNBAで2度の優勝を経験し、現在は台湾でプレーしている元NBA選手のクイン・クックは8日のセルビア戦後、自身のXにて「KD、ステフ、ブロンは、スポーツ史上最高のトリオだ!」と興奮気味に投稿。そして次にテイタムについて言及した。
「ジェイソン・テイタムは今季MVPを獲得するだろう! 3年連続でオールNBA1stチームに選ばれ、2021年(東京五輪)ではチーム2番目の得点をあげた。(今年)初のNBAチャンピオンシップを獲得したばかりだが、チームUSAでは1分もプレーしなかった。彼に必要なモチベーションはすべてある。NBAは注意した方がいい」
同じポジションにレブロンとデュラントがいるとはいえ、テイタムもNBA屈指の実力者で、優勝チームのエースでもある。クックはアメリカ代表での苦い経験が、連覇がかかる2024-25シーズンのモチベーションになると予想していた。
構成●ダンクシュート編集部
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