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「ルカにはビッグラインナップが必要だ」アリナスがマブズとドンチッチに提言「それが勝つ唯一の方法」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.08.16

昨季のマブズはドンチッチとアービングを中心にファイナルまで勝ち進んだが、アリナスは優勝するためにはサイズのある選手が必要と説いた。(C)Getty Images

 ダラス・マーベリックスの絶対的エースであるルカ・ドンチッチは昨季初めてNBAファイナルを経験し、7年目を迎える2024-25シーズンは初のリーグ制覇の期待も高まる。

 2018年のNBAドラフト3位でアトランタ・ホークスから指名され、トレイ・ヤングとのトレードでマブズ入りしたドンチッチは、ルーキーイヤーに平均21.2点、7.8リバウンド、6.0アシストを記録して新人王に輝くと、2年目からはそのオールラウンダーぶりにさらに磨きがかかる。

 キャリア6年間でトリプルダブル達成回数は歴代8位タイの77回。2022-23シーズンには自身初となる平均30点をクリアすると、昨季は平均33.9点で自身初の得点王にも輝いた。

 初めて出場したNBAファイナルでは、平均29.2点、8.8リバウンド、5.6アシスト、2.6スティールを記録。チームはボストン・セルティックスに1勝4敗で屈したが、存在感は十分に示した。

 今夏にマブズはゴールデンステイト・ウォリアーズから完全FA(フリーエージェント)になっていた34歳のクレイ・トンプソンと3年総額5000万ドル(約74億5000万円)で契約。ドンチッチ、カイリー・アービング、トンプソンと超攻撃的なビッグ3を中心に、10-11シーズン以来のリーグ優勝を目指す。

 しかし、元NBA選手のギルバート・アリナスは、ユドニス・ハズレムとマイク・ミラーがホストを務めるポッドキャスト『The OGs』に出演した際、「ルカにはマジック・ジョンソンのような選手が必要なんだ」と主張した。
 
「ルカとマジック(ジョンソン)のコンビを想像してほしい。マジックはボールを持てるし、(ルカ)より大きなガードだ。ルカの才能を生かすなら、サイズは小さくできない。そうでなければ、ルカを傷つけることになる」

 マブズは身長201cm・体重104kgのドンチッチがポイントガードで、身長188cm・88kgのアービングがシューティングガードを務める。身長198cm・体重100kgのトンプソンはスモールフォワードに入る見込みだが、そのポジションとしては小柄な部類だ。アリナスは、身長206cm・身長100kgの体格を生かして大型ポイントガードの先駆けとなったマジックのようなサイズのある選手が必要不可欠だと説いている。

「カイリーは2番(シューティングガード)で起用しちゃいけない。(新加入の)身長198cmのクレイ(トンプソン)を3番、身長203cmの選手を4番で使っていては勝てないんだ。サイズを大きくしないと。

 大きな2番、大きな3番、そして7フッター(213cm)が必要だ。ルカにはビッグラインナップが必要なんだ。それがルカが勝つ唯一の方法なんだ。スモールラインナップでは個人スタッツは上がるかもしれないが、勝つことはできない」

 実際、孤軍奮闘となってしまった昨季のファイナルを受けて、マブズは来たる新シーズンにどのような戦いを見せるだろうか。

構成●ダンクシュート編集部

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