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NBA挑戦の河村勇輝が先輩・八村塁から受けた金言を明かす「常にポイントガードがコントロールしないといけない」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.09.04

パリ五輪で初めて共闘した2人。NBAに挑戦する河村に、先輩の八村が助言を送っていた。(C)FIBA

パリ五輪で初めて共闘した2人。NBAに挑戦する河村に、先輩の八村が助言を送っていた。(C)FIBA

 9月3日、Bリーグの横浜ビー・コルセアーズは横浜BUNTAIで「ウエインズトヨタ神奈川presents 河村勇輝選手出港式」を実施。NBA挑戦のため渡米を控える河村勇輝が、ビーコルの選手として最後のイベントに参加した。

 メンフィス・グリズリーズとのエグジビット10契約に合意し、10月の開幕に向けたトレーニングキャンプに参加する河村。横浜BCは3日付けで退団し、イベントの最後にはセレモニーでファンへの感謝を語った。

「僕は9月中旬に渡米しNBAに挑戦します。昔から憧れだったNBAの舞台のチャンスが、今自分の目の前にあることが正直、不思議でなりません。このようなチャンスを頂けたのも、常に寄り添ってサポートしてくれた家族、ご指導してくださった指導者の皆様、ともに戦ってくれたチームメイト、ファン・ブースター皆様のおかげです。

 ですが、まだスタートラインに立っただけです。必ず2WAY契約、NBA本契約を勝ち取り、NBAのコートに立って、皆様に良いご報告、恩返しができるように頑張っていきたいと思います」
 
 本人の言うように、NBA入りの挑戦はここから始まる。日本人ではこれまで、2004年に田臥勇太が最初の壁を破り、18年に渡邊雄太が2WAY契約、19年に八村塁がドラフト1巡目指名を受けて現在まで活躍を続けている。

 イベント後の会見では、今夏のパリ五輪で共闘した八村から、次のように助言を受けたことを明かした。

「NBAでプレーするためには常にポイントガードがコントロールしないといけない。常にコミュニケーションを取って、どれだけ先輩であっても、どれだけスーパースターでも、やっていないことがあれば注意してやらせなければいけない」

 英語の勉強にも力を入れている河村だが、「英語力は100が満点だとしたら10ぐらい」と発展途上。特にポイントガードはチームの攻撃を司る役割が求められるため、プレーヤーとしての実力はもちろん、言葉の重要性も今後はさらに増してくるだろう。

 NBAでプレーした先人たちはいずれもアメリカの大学に通っており、文化に馴染む時間もあった。河村にとってはすべてが初の体験となるが、先輩・八村やともに挑戦する富永啓生ら仲間の助けも得て、世界最高峰の舞台に挑む。

構成●ダンクシュート編集部
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