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「ジョアキムがもう1人いるとは思えない」守備の名手ノアが“自身の後継者”について語る「グリーンがおそらく最も近い」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.09.09

ノアが自身の後継者について語った。(C)Getty Images

 かつてシカゴ・ブルズなどで活躍したジョアキム・ノアは、2010年代有数のディフェンシブ・センターだった。

 13年のNBAキャリアで672試合に出場し、全盛期の2010~14年には5シーズンで4度も得点とリバウンドで平均ダブルダブルを記録。オールスターに2度、オールNBA1stチームに1度選ばれたほか、オールディフェンシブチームには3度選出され、2014年には最優秀守備選手賞も受賞。さらにアシストのキャリアベストは5.4本と、ビッグマンながらパスも巧みな選手として知られていた。

 そんなノアが、現地時間9月6日(日本時間7日、日付は以下同)に米メディア『ScoopB.com』へ公開されたインタビュー記事内で、自身の現役時代を思い出させる選手について持論を展開。ディフェンダーとなってペイントエリアを中心に献身的な働きを見せつつ、エルボー付近やトップ下からハンドオフやバウンズパスで味方の得点機会を演出してきた男は、こう語っていた。
 
「ジョアキムがもう1人いるとは思えないね。みんなそれぞれ違う選手なんだ。似ている部分はあるよ。だけど、(強いて言えば)ドレイモンド(グリーン/ゴールデンステイト・ウォリアーズ)と言っておこうかな。ドレイモンドがおそらく最も近い。彼の方が、僕よりもシュートがちょっと上手いと思う。けど、彼がチームを引っ張っていくやり方や、パサーとしての能力、彼が持ち込んでいるエナジーは僕と類似していると思う」

 アグレッシブに点を取るべくショットを放つのではなく、相手の様子を伺いながらチームメイトを上手く利用して攻めていく点において、ノアとグリーンにはプレースタイルの面で似ている部分があるのかもしれない。

 また、無鉄砲に攻めるのではなく、あくまで"チームプレーヤー"となってコートに立ち、勝利のために身体を犠牲にして戦う両選手の姿勢は、強豪チームに不可欠なタイプと言えるだろう。

文●秋山裕之(フリーライター)

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