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NBA

「俺が生きているうちに優勝するとは思っていない」ピアースが新生ニックスを辛口評価「ベストプレーヤーがいないんだ」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.10.01

ニックスはタウンズやブリッジズを加えて戦力アップに成功したが、ピアースは「ベストプレーヤーがいない」と一刀両断。(C)Getty Images

ニックスはタウンズやブリッジズを加えて戦力アップに成功したが、ピアースは「ベストプレーヤーがいない」と一刀両断。(C)Getty Images

 ニューヨーク・ニックスは9月27日(日本時間28日)、ミネソタ・ティンバーウルブズ、シャーロット・ホーネッツとの3チーム間トレードで、オールスター選手のカール・アンソニー・タウンズを獲得。

 ニックスは昨季、加入2年目のジェイレン・ブランソンが平均28.7点、6.7アシストをあげ、MVPレースで5位にランクインする大活躍。シーズン途中からジュリアス・ランドルを欠きながら、50勝32敗でイースタン・カンファレンスの第2シードを手にした。

 プレーオフでは1回戦でフィラデルフィア・76ersを4勝2敗で破ってシリーズ突破。カンファレンス準決勝ではブランソンがケガを抱えながら奮闘するも、インディアナ・ペイサーズに3勝4敗で敗れたが、ニックスにとっては“成功のシーズン”だったと言っていいだろう。

 今年7月には、2016、18年にビラノバ大でブランソンとともにNCAA優勝を果たしたスコアラーのミケル・ブリッジズをブルックリン・ネッツから獲得。16年のNCAA優勝経験者で、昨季からニックスに所属するジョシュ・ハートと合わせて気心知れた顔ぶれが揃う形となった。

 長年センターを必要としていたチームはキャンプイン直前に、キャリア平均19.1点を誇るランドル、シューターのドンテ・ディビンチェンゾなどを放出してウルブズからオールスター選手のタウンズを手に入れ、戦力アップに成功した。
 
 しかし、2008年にセルティックスでリーグ優勝を果たし、殿堂入りもしているピアースはポッドキャスト番組『The Ticket and the Truth』で、「俺が生きているうちにニックスが優勝するとは思っていない。いずれは優勝するだろうけど、俺はその瞬間を(生きている間に)見ることはできない。彼らがNBAファイナルに進出したのを見たのは1回だけだ。それはロックアウトの年(1998-99シーズン。ファイナルでサンアントニオ・スパーズに1勝4敗で敗戦)だった」と主張している。

「パトリック・ユーイング、ラトレル・スプリーウェル、アラン・ヒューストンがいた時以来のベストチームとなるだろうが、(昨季優勝した)セルティックスが立ちはだかる。彼らは若い。対戦するとして、ニックスにはベストプレーヤーがいないんだ。大抵、ベストプレーヤーが(いるチームが)勝つ」

 昨季初めてオールスターに出場したブランソン、計4回オールスターに選出されているタウンズも新たに加わったが、ピアースの目にはチームを牽引する真のスーパースターが不在だと映っている様子。そして、昨季王者のセルティックスを含め、イーストのライバルたちを倒すのも容易ではないと予想している。
 
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