NBA

「とんでもない夜だった」ウルブズからニックスへ電撃移籍のタウンズが“運命の日”を回想「連絡がなかったんだ」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.10.21

タウンズが電撃トレードが決まった日のことを回想した。(C)Getty Images

 現地時間10月18日(日本時間19日、日付は以下同)、ニューヨーク・ニックスのジェイレン・ブランソンとジョシュ・ハートがホストを務めるポッドキャスト番組『Roommates Show』の最新エピソードが公開された。

 プレシーズンマッチを4勝1敗で終え、22日のレギュラーシーズン開幕初日に昨季王者ボストン・セルティックス戦を控えるなか、ゲスト出演したのは今オフにトレードでニックスへ加入したカール・アンソニー・タウンズ。

 213cm・112kgのビッグマンは、NBA入りから9シーズン過ごしたミネソタ・ティンバーウルブズから3チーム間トレードでニックスへ移籍。最初に報じられた9月27日のことを、こう明かしていた。

「とんでもない金曜の夜だった。長い1日になったね。あの日僕は(チームの練習)施設にもいて、ワークアウトをしていた。その時点ですべてが順調のように思えたのに、夜になって急変した。そんな1日だった」
 
 この日、米スポーツ専門メディア『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が最初にこの大型トレードが進行中とソーシャルメディアで報じたが、タウンズは自身のX(旧Twitter)アカウントで「…」と投稿するほど衝撃的なものだった。

 事実、タウンズがニックス行きを知らされたのは、世界中へ自身のトレードトークが拡散されるわずか4分前のことだった。現在は米スポーツ専門局『ESPN』でシニアNBAインサイダーを務めるシャラニア記者の速さに驚くとともに、タウンズはウルブズのバスケットボール運営部代表ティム・コネリーからトレードの通達をされていなかったため、当時の心境をこう口にしていた。

「連絡がなかったんだ。それで、ティムが僕の家にやって来て、面と向かって『君はトレードされた』と言ってきた。直接伝えてくれたことにはリスペクトしている。こうして起こったことに対して辛い状況ではあったけどね。けど起こるべくして起こった。彼のことはリスペクトしないといけないね」

 タウンズは2022年に結んだ4年2億2400万ドル(当時のレートで約318億800万円/4年目はプレーヤーオプション)のスーパーMAX契約が今季から適用される状況にあった。
NEXT
PAGE
「ここで引退すると思ってた」とタウンズ