1月15日(日本時間16日、日付は以下同)に敵地で行なわたシカゴ・ブルズ戦。ワシントン・ウィザーズは、前半を終えて60-55でリードを奪っていた。
ところが、後半に46-60とブルズに主導権を握られてしまい、106-115で逆転負け。第3クォーターに入って、ウィザーズがショットミスやターンオーバーを犯す中、ブルズはルーク・コーネットのダンク、トーマス・サトランスキーのレイアップを挟んで、ザック・ラビーンが3本連続で3ポイントを放り込んで一気に逆転。
それでも、5点ビハインドで迎えた第4クォーターに、ウィザーズはダービス・ベルターンスの3ポイント3本とジョーダン・マクレーのフリースロー2本で残り10分32秒で4点のリードを手にしたものの、同クォーター中盤に10-0のランを許してしまった。
「後半はシュートタッチに苦しんだ。(5点リードしていた)第3クォーターの出だしにつまずいてしまった。攻められてしまい、止められなかった。我々はターンオーバーを量産し、トランジションのディフェンスも緩んでしまった」と振り返ったのはスコット・ブルックス・ヘッドコーチ(HC)。
第4クォーター序盤に爆発したベルターンスも「今日はミスが多すぎた。自分たちの努力が足りなかったわけじゃない。皆が精いっぱいやったけど、ターンオーバーやミスが重なってしまった。自分もなかなか流れに入っていくことができなかったんだ」と悔やんだ。
その一方、エースのブラッドリー・ビールは「俺は負けることが嫌いなんだ。今日は勝てる試合だった。このチームが勝ち始めて、カルチャーが変わるまで、厳しく叱責し続けていくつもりだ」と怒りを露わにしていた。
何が欠けているのかと聞かれると、「試合に勝利すること。そして勝利するための姿勢と習慣を持つこと」とビールは切り返した。右肩の痛みを押してプレーしていただけに、ビールにとって、この逆転負けは大きなフラストレーションとなったのだろう。
ウィザーズはブルズ戦後、17日のトロント・ラプターズ戦に向けてトロントへ出発。16日には、トロントで八村塁が選手育成コーチのデイビッド・アドキンスと共に練習を実施。
八村はフリースローをはじめ、アドキンスコーチが軽く接触する中でレイアップやジャンプなしでショットを放ち、時折笑顔を見せながらワークアウトに取り組んでいた。
また、ブルズ戦の前には、足首を痛めて12月中旬から欠場が続いているモリッツ・ヴァグナーもアドキンスコーチとボールハンドリングのワークアウトを行っており、両選手ともオンコートでワークアウトできるまで回復していた。
チームを牽引するビールにとって、黒星先行が続くことはタフな状況に変わりない。それでも、八村とヴァグナーの復帰が近づいていることは、状況の好転が期待できるのではないだろうか。
文●秋山裕之(フリーライター)
ところが、後半に46-60とブルズに主導権を握られてしまい、106-115で逆転負け。第3クォーターに入って、ウィザーズがショットミスやターンオーバーを犯す中、ブルズはルーク・コーネットのダンク、トーマス・サトランスキーのレイアップを挟んで、ザック・ラビーンが3本連続で3ポイントを放り込んで一気に逆転。
それでも、5点ビハインドで迎えた第4クォーターに、ウィザーズはダービス・ベルターンスの3ポイント3本とジョーダン・マクレーのフリースロー2本で残り10分32秒で4点のリードを手にしたものの、同クォーター中盤に10-0のランを許してしまった。
「後半はシュートタッチに苦しんだ。(5点リードしていた)第3クォーターの出だしにつまずいてしまった。攻められてしまい、止められなかった。我々はターンオーバーを量産し、トランジションのディフェンスも緩んでしまった」と振り返ったのはスコット・ブルックス・ヘッドコーチ(HC)。
第4クォーター序盤に爆発したベルターンスも「今日はミスが多すぎた。自分たちの努力が足りなかったわけじゃない。皆が精いっぱいやったけど、ターンオーバーやミスが重なってしまった。自分もなかなか流れに入っていくことができなかったんだ」と悔やんだ。
その一方、エースのブラッドリー・ビールは「俺は負けることが嫌いなんだ。今日は勝てる試合だった。このチームが勝ち始めて、カルチャーが変わるまで、厳しく叱責し続けていくつもりだ」と怒りを露わにしていた。
何が欠けているのかと聞かれると、「試合に勝利すること。そして勝利するための姿勢と習慣を持つこと」とビールは切り返した。右肩の痛みを押してプレーしていただけに、ビールにとって、この逆転負けは大きなフラストレーションとなったのだろう。
ウィザーズはブルズ戦後、17日のトロント・ラプターズ戦に向けてトロントへ出発。16日には、トロントで八村塁が選手育成コーチのデイビッド・アドキンスと共に練習を実施。
八村はフリースローをはじめ、アドキンスコーチが軽く接触する中でレイアップやジャンプなしでショットを放ち、時折笑顔を見せながらワークアウトに取り組んでいた。
また、ブルズ戦の前には、足首を痛めて12月中旬から欠場が続いているモリッツ・ヴァグナーもアドキンスコーチとボールハンドリングのワークアウトを行っており、両選手ともオンコートでワークアウトできるまで回復していた。
チームを牽引するビールにとって、黒星先行が続くことはタフな状況に変わりない。それでも、八村とヴァグナーの復帰が近づいていることは、状況の好転が期待できるのではないだろうか。
文●秋山裕之(フリーライター)