本人に似せて銅像を作るという作業は、非常に難しいのかもしれない。

　現地時間10月27日（日本時間28日）、マイアミ・ヒートは本拠地カセヤ・センターの外に建設されたドゥエイン・ウェイドの銅像の除幕式を実施。16年のNBAキャリアのうち14年半をヒートに捧げ、オールスター選出13回、オールNBAチーム選出８回、オールディフェンシブチーム選出３回、得点王１回、ファイナル＆オールスターMVP受賞各１回、そしてチームに３度のチャンピオンシップをもたらしたフランチャイズプレーヤーの輝かしい功績を、盛大に祝った。

　セレモニーには大勢のファンが駆け付け、長年チームに尽くしたレジェンドを祝福。本人もスピーチで「最高だよ。こんな気持ちになれる瞬間なんて滅多にない」と喜びを噛みしめていた。

　式典は素晴らしく、“Mr.ヒート”のキャリアを称えるにふさわしいセレモニーだった。ただひとつ、銅像に致命的な問題があった。顔が本人にまったく似ていないのだ。
  　これにはウェイドもスピーチで「あの男は誰？」と苦笑い。あまりにも似ていないため、SNS上では多くのコラ画像が作成されるなど、早くもネットミーム化しつつある。

　銅像と言えば、今年２月にもロサンゼルス・レイカーズの本拠地クリプトドットコム・アリーナの前に建てられたコビー・ブライアントの銅像に関しても、顔やポーズのダメ出し、さらには銅像に刻印されている文字のスペルミスも発覚するなど、様々な問題点が話題となっていた。

　今後も、各球団はフランチャイズを代表するスタープレーヤーの銅像を建設していくに違いない。その際、難しい仕事なのかもしれないが、顔に関しては最大限似せられるように努力すべきだろう。

構成●ダンクシュート編集部

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