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「自分にイラつく状態に陥った」個人、チームとも不振のハリバートンだが逆襲に自信「望むところだ」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.11.27

ハリバートンが逆襲に自信を覗かせた。(C)Getty Images

 昨季、インディアナ・ペイサーズはイースタン・カンファレンス6位の47勝35敗(勝率57.3%)でレギュラーシーズンを終え、プレーオフではカンファレンス・ファイナルまで勝ち上がる快進撃を見せた。

 ところが、今季は18試合を終えて8勝10敗(勝率44.4%)と負け越し、現地時間11月26日を終えた時点でイースト7位。ただ、プレーイン・トーナメント進出圏内に位置し、5位のミルウォーキー・バックス(9勝9敗/勝率50.0%)まで1.0ゲーム差のため、ここから巻き返すことは決して不可能ではない。

 昨季リーグ2位のオフェンシブ・レーティング(120.5)を記録したチームは、今季同18位の112.0へダウン。新加入センターのジェームズ・ワイズマン(左足)、控えセンターのアイザイア・ジャクソン(右足)がともにアキレス腱断裂で残り試合全休が発表されるなど、ケガによる戦力ダウンも響いている。

 そうしたなか、対戦相手にも恵まれたことで、24日のワシントン・ウィザーズ戦(115-103)、翌25日のニューオリンズ・ペリカンズ戦(114-110)を制してチームは今季2度目の2連勝。
 
 なかでも昨季の平均20.1点、10.9アシスト、フィールドゴール成功率47.7%、3ポイント成功率36.4%から同16.8点、8.8アシスト、フィールドゴール成功率39.2%、3ポイント成功率32.9%と不調だったタイリース・ハリバートンが、ペリカンズ戦で9本の3ポイント成功を含むゲームハイの34得点、3スティールに13アシストの活躍を見せたことは朗報だろう。

 196cm・84kgのオールスターガードは、ペリカンズ戦後に「誰だって、ハッピーで楽しんでいると言いたいものさ。けどいいプレーができていない時やチームが負けているとそうするのは難しいんだ」と漏らし、胸の内をこう明かしていた。

「けど、満足することと高揚感の違いは区別できている。僕はいつだってバスケットボールの試合に高揚感を抱いてきたし、自分がこなしていることに感謝しているんだ。だから、ただ単に自分自身にイライラする状態へ陥ってしまったんだ。それが仕事の領域にまで入り込んだようなもの。でもそんなのは僕じゃない」
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個人、チームとも不振の状況からの脱却に「望むところだ」