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ドンチッチと“共闘失敗”したスミスJr.が元相棒を絶賛「世界最高の選手に近い位置にいる」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.12.02

スミスJr.が“元相棒”ドンチッチの活躍を絶賛した。(C)Getty Images

 2017年のドラフト1巡目9位でダラス・マーベリックスから指名されたデニス・スミスJr.は、191cm・93kgのサイズから滞空時間の長い空中遊泳で豪快なダンクを叩き込むなどハイライトシーンを彩り、同年のサマーリーグでは平均17.3点、4.8リバウンド、4.2アシスト、2.2スティールと、上々のキャリアの滑り出しを見せた。

 2017-18シーズン、ウエスタン・カンファレンス13位の24勝58敗(勝率29.3%)と低迷したマブズにおいて、スミスJr.は先発PG(ポイントガード)として69試合に出場。平均15.2点、3.8リバウンド、5.2アシスト、1.0スティールをマークし、新人王の投票では5位にランク、オールルーキー2ndチーム入りを果たした。

 順風満帆かと思われたものの、翌2018年のドラフトでキャリアが一変。マブズが全体5位で指名したトレイ・ヤングと2019年のドラフト1巡目指名権を放出し、アトランタ・ホークスが3位指名したルカ・ドンチッチを獲得したことがキッカケとなった。
 
 2018-19シーズン、マブズはドンチッチとスミスJr.を先発バックコートに据えてスタート。しかし2019年1月末にクリスタプス・ポルジンギス(現ボストン・セルティックス)を絡めた大型トレードで、スミスJr.をニューヨーク・ニックスへ放出した。

 スミスJr.はその後ニックス、デトロイト・ピストンズ、ポートランド・トレイルブレイザーズ、シャーロット・ホーネッツと渡り歩き、昨季はブルックリン・ネッツで56試合に出場して平均6.6点、2.9リバウンド、3.6アシスト、1.2スティールを記録。NBA入り後にディフェンダーとなって評価を高めた一方、現在も無所属が続いており、キャリアの岐路に立たされている。

 現地時間11月20日(日本時間21日、日付は以下同)に公開されたポッドキャスト番組『Run Your Race』へ出演した27歳のガードは、ドンチッチについてこう語っていた。

「彼がいい選手なのは知っていた。(けど)彼がどうなっていくのかまではわからなかったね。僕が周りへいつも言っていたのは、彼がすごくいい選手だってことさ」
 
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元相棒ドンチッチを絶賛したスミスJr.