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「俺はマイケルとレブロンの論争には加わらない」バークレーは“GOAT論”に興味なし「2人ともすごく、すごく、すごく偉大だ」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.12.10

レブロン(左)とジョーダン(右)はGOAT論で必ず名前が挙がる存在だが、バークレーは両者の比較に興味がないようだ。(C)Getty Images

 マイケル・ジョーダンは、誰もが知る"バスケットボール界の神様"だ。"キング"ことレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)は、その後継者として20年以上にわたってNBAをリードし続けているが、殿堂入り選手のチャールズ・バークレーは、"史上最高の選手(GOAT)"候補2人の比較を拒んでいる。

 1984年のドラフト全体3位指名でシカゴ・ブルズに入団したジョーダンは、初年度からエースの座に就くと、瞬く間にスターダムをのし上がる。86年のプレーオフでラリー・バード擁する強豪ボストン・セルティックス相手に1試合63得点を記録。1986-87シーズンからは7年連続で得点王のタイトルを手にし、91~93年にはスコッティ・ピッペンとの強力デュオで3連覇を成し遂げた。

 最初の現役引退を経て、95年3月に電撃復帰し、96~98年にはピッペン、デニス・ロッドマンとの三銃士で再び3連覇を達成。その後、2001~03年にはワシントン・ウィザーズで2度目の現役復帰を果たし、NBAでは通算1072試合の出場で歴代5位の通算3万2292得点をマークした。

 一方、2003年のドラフト全体1位指名でNBA入りしたレブロンは、これまでクリーブランド・キャバリアーズ、マイアミ・ヒート、レイカーズの3チームに在籍。今季でNBA史上最長タイの22年目を迎え、通算出場試合数は歴代5位の1515試合、リーグ1位の4万1003得点をはじめ、同4位の1万1219アシスト、同28位の1万1369リバウンド、リーグ優勝とシーズンMVP各4回、五輪金メダル3回など、輝かしい実績を誇る。
 
 ジョーダンを語る上では、6度出場したNBAファイナルですべて優勝&ファイナルMVPに輝いた点が評価されるが、レブロンも史上初の通算4万得点や親子共演など、歴史に名を刻んできた。

 そのなかで、現役時代にジョーダンとしのぎを削ったバークレーは、『NBA on TNT』のポッドキャスト『The Steam Room』で、「俺はマイケルとレブロンの(GOAT)論争には加わらない、ジャーナリズムとしては弱いからね。2人とも、すごく、すごく、すごく偉大だ」と2人の比較を拒んだ。

 バークレーはレブロンを評価するとともに、ジョーダンの凄みにも言及している。

「マイケルは今まで対戦した中で最高のバスケットボール選手だ。今の若い選手たちはレブロンと対戦した。レブロンが30得点以上の通算試合数でマイケルまであと数試合に迫っていると聞いた時、不意を突かれた。驚くべき数字だ。レブロンはもちろん偉大だが、マイケルよりも7シーズンも多くプレーしていながら、彼はまだ30得点以上の試合数でマイケルの後塵(ジョーダン562試合、レブロン559試合)を拝している。

 これは驚くべきことだ。レブロンがGOAT(史上最高の選手)だと思っている人でも、それは知らなかっただろう。もちろん、レブロンのことを悪く言うつもりはない。彼は素晴らしい男だし、とんでもない選手だからね」

 バークレーの中では、GOATは人それぞれであっていい、という考えのようだ。

構成●ダンクシュート編集部

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