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NBA

ウエスト首位から下位へ転落したウォリアーズのカリーが抱える苦悩「どんな状況であれ、負けるのは嫌だ…イライラするよ」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.01.09

年明け3試合で平均29点、3ポイント成功率60%超えのカリーだが、チームは連敗を喫するなど苦しんでいる。(C)Getty Images

年明け3試合で平均29点、3ポイント成功率60%超えのカリーだが、チームは連敗を喫するなど苦しんでいる。(C)Getty Images

 現地時間1月7日、ゴールデンステイト・ウォリアーズは、ホームのチェイス・センターでマイアミ・ヒート戦に臨むも、主砲ジミー・バトラー(出場停止処分中)を欠く相手に40分以上もリードを許し、98-114で敗れて2連敗となった。

 今季のチームは開幕15戦を12勝3敗と突っ走り、一時はウエスタン・カンファレンス首位に立っていたが、そこから5連敗を喫するなど急降下。1月8日時点でウエスト9位の18勝18敗(勝率50.0%)に沈んでいる。

 もちろん、ここから上位へ再浮上することは不可能ではないが、ステフィン・カリーは現状に苛立ちを隠せずにいる。

「ただひたすら苛立っていた。今の僕らは(問題を)解決しようとしている。ロッカールームではみんなが何かを探求している。何が間違っているのかを解明しているところなんだ。試合でもっといいスタートを切れないか。試合中に流れを変える時間帯はどこなのか。連続して相手を止めるべき時間帯はどこだったのか。オフェンスで悪いポゼッションをすると、自分たちの自信やボディランゲージ、雰囲気にも影響を与えてしまうからね」
 
 この試合、カリーは3ポイント8本成功を含むゲームハイの31得点に7リバウンド、2ブロックをマーク。

 そのほかトレイス・ジャクソン・デイビスが19得点、7リバウンド、バディ・ヒールドが11得点、8リバウンド、ドレイモンド・グリーンが7得点、10リバウンド、10アシストを記録したが、ジョナサン・クミンガ(足首)やゲイリー・ペイトン二世(ふくらはぎ)、ブランディン・ポジェムスキー(腹部)ら故障者を抱えるチームは、ヒートの堅守の前にフィールドゴール成功率40.8%(40/98)、3ポイント成功率28.0%(14/50)と低調な出来に終わった。

 ウォリアーズ一筋16年目のカリーは、ここまで29試合に出場して平均22.8点、4.9リバウンド、6.1アシスト、1.14スティールに3ポイント成功率42.3%(平均4.4本成功)を記録。平均得点はここ5シーズンで最も低いものの、ショット成功率は上々で、とりわけフリースロー成功率は92.9%でリーグトップに立っている。

 特に年明けに出場した3試合では平均29.0点に加え、フィールドゴール成功率61.2%、3ポイント成功率60.6%、フリースローはノーミスで7本成功とシューティングに関しては文句なしの成績。しかしながら、同3試合でチームは1勝2敗と勝利に結びついていない。
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