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NBA

「ジョエルは必要なことをやっている」今季もケガに苦しむエンビードを同僚が擁護「コントロールできないことだってある」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.01.21

今季もエンビードはケガによる欠場が多く、2年連続でアウォード対象外となった。(C)Getty Images

今季もエンビードはケガによる欠場が多く、2年連続でアウォード対象外となった。(C)Getty Images

 今季のフィラデルフィア・セブンティシクサーズは、ジョエル・エンビード、ポール・ジョージ、タイリース・マキシーの豪華ビッグ3を完成させ、優勝候補の一角として開幕を迎えた。

 しかし、現地時間1月20日(日本時間21日、日付は以下同)時点でイースタン・カンファレンス11位の15勝26敗(勝率36.6%)に低迷。チームは序盤戦から故障者が続出し、新人王の有力候補だったジャレッド・マケインは左ヒザ半月板損傷でシーズン絶望、足を痛めているKJ・マーティンも戦列を離れ、エンビードも左ヒザの腫れによって離脱を余儀なくされている。

 昨夏にアメリカ代表の一員としてパリオリンピックで金メダルを獲得したエンビードは、左ヒザのケガからの回復が遅れ、開幕から9試合を欠場。今年に入ってからも左足捻挫で6試合連続の欠場、そして現在は左ヒザの腫れのため7~10日後に再検査を受けると17日に発表された。

 ここまでエンビードの欠場数はすでに28を数え、65試合以上に出場した選手が対象となるMVPやオールNBAチームなどのアウォード受賞の資格を2年連続で失うことに。

 そうしたなか、20日に公開されたジョージのポッドキャスト番組『Podcast P with Paul George』の最新エピソードに、昨夏にチームに加入したアンドレ・ドラモンドがゲスト出演した。
 
 211㎝・127㎏のドラモンドは、キャリア13年目のセンター。3年ぶりに復帰した古巣でエンビードのバックアップを務めている31歳のベテランは、番組内でこう語っていた。

「ジョエルはこれまでと同じように、一生懸命練習に励んでいる。彼がプレーできる状態であれば、(シクサーズで)最もハードな働きをしてくれる選手の1人に変わりない。必要とされることをやっている。プレーする時がやってくれば、彼なら正しいコンディションを取り戻してくれるさ」

 今季のシクサーズはマキシーが平均26.4点、3.5リバウンド、5.8アシスト、2.0スティールで引っ張り、ジョージも同17.2点、5.9リバウンド、4.7アシスト、1.8スティールを残している。

 ただ、チームの心臓は平均24.4点、7.9リバウンド、3.8アシスト、1.0ブロックを記録しているエンビード。平均30点以上を稼いだ過去3シーズンと比較するとベストな状態とは程遠いが、出場した試合でチームが7勝6敗と勝ち越していることからも、彼のパフォーマンスが命運を握っていると言っていい。
 
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