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NBA

「俺は普通の36歳じゃない」。18年目もエリートスコアラーであり続けるデュラントのプライド「今も同じようにショットを決め続けている」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.01.23

36歳で迎えた今季もリーグトップクラスの得点力を誇示するデュラント。(C)Getty Images

36歳で迎えた今季もリーグトップクラスの得点力を誇示するデュラント。(C)Getty Images

 現地時間1月22日(日本時間23日)、フェニックス・サンズは敵地バークレイズ・センターでブルックリン・ネッツ相手に一度もリードを許さず108-84で完勝し、ここ8戦で6勝をあげた。

 デビン・ブッカーがゲームハイの32得点に6アシスト、2スティール、ケビン・デュラントが古巣相手に24得点、8リバウンド、3アシストと2大エースが躍動。さらに新加入のニック・リチャーズが8得点に両チーム最多の15リバウンド、タイアス・ジョーンズが8得点、7アシストをマークし、チームは22勝21敗(勝率51.2%)でウエスタン・カンファレンス10位をキープしている。

 キャリア10年のユスフ・ヌルキッチ、11年のメイソン・プラムリー、12年のブラッドリー・ビールが所属するサンズだが、チーム最年長は現役18年目(実働17年目)、36歳のデュラントだ。

 NBA史に名を残すスナイパーは今季も33試合、平均35.9分の出場で、27.2点、6.5リバウンド、4.1アシスト、1.36ブロックにフィールドゴール成功率52.3%、3ポイント成功率38.4%(平均2.2本成功)、フリースロー成功率82.9%と、リーグ有数のスタッツを残している。
 
 22日に米メディア『Yahoo! Sports』に掲載された記事の中で、デュラントは現在もリーグのトップランナーであるプライドを覗かせた。

「俺は普通の36歳じゃない。プロであり続けるべく自分のマインド、身体を整えている。ほかにどうすりゃいいんだ? 燃え尽きろってのか? いったいどれほど多くの人が俺の年になってもこのレベルでプレーできているんだ? つまり、燃え尽きた連中と俺を比べることなんてできないのさ。(いずれ)起こるかもしれないが、今の俺はそう見えるかい?」

 今季のNBAでは36歳以上の選手が19人プレーしている。しかし、そのうち平均20点を超えているのはデュラントのほかに最年長40歳のレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)と36歳のステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)のみ。2桁得点に広げてみても、ラッセル・ウエストブルック(デンバー・ナゲッツ)とブルック・ロペス(ミルウォーキー・バックス)を加えた5選手のみとなっている。

 平均8.2アシストを残すクリス・ポール(サンアントニオ・スパーズ)や、昨季王者ボストン・セルティックスのアル・ホーフォード、ミネソタ・ティンバーウルブズで先発を務めるマイク・コンリーといったベテラン勢もいるが、デュラント、レブロン、カリーの3人は頭ひとつ抜きん出ていると言っていい。
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