2024-25シーズン、期待を大きく裏切っているチームのひとつがフェニックス・サンズだ。
ケビン・デュラント、デビン・ブッカー、ブラッドリー・ビールのビッグ3が結成2年目を迎えた今季、開幕直後こそ9勝2敗と好スタートを切ったものの、その後はデュラントの故障などもありトーンダウン。現地時間1月4日時点で15勝18敗(勝率45.5%)、ウエスタン・カンファレンス12位まで後退してしまった。
するとチームは、停滞した状況を打破すべくスタートリオの一角であるビール、そして先発センターだったユスフ・ヌルキッチをベンチ起用する決断を下す。これが奏功したか、以降は8勝3敗と息を吹き返し、23勝21敗(勝率52.3%)でウエスト8位まで戻してきた。
控え降格の憂き目にあった上、トレードの噂も絶えないビールだが、それでもセカンドユニットのエースとして奮闘。だが、同じく先発落ちしたヌルキッチは、1月7日のシャーロット・ホーネッツ戦を最後に9試合連続で欠場中。病気で戦列を離れている期間もあったが、ベンチ入りしたにもかかわらず出番がない日もあり、チームの構想から外れつつある。
不動のスターターだった状況から一転、ローテーション入りすらままならない現状について、本人はどう思っているのか。プレータイムがなかった1月25日のワシントン・ウィザーズ戦後、ヌルキッチは地元紙『The Arizona Republic』のインタビューに応じ、その胸中を語った。
「(マイク・ブーデンホルザーHCとの間に)関係性と呼べるものはないよ。だからこそいいんだ。僕はプロとしてベストを尽くすだけ。何があってもいいように準備しておくのさ。混乱することも、それをチームに持ち込むこともない。彼ら(サンズ)はすでに十分カオスだからね。できる限りプロフェッショナルであろうとし、ほかのことに全力を尽くすよ」
この発言からも、ヌルキッチがどれだけ組織にフラストレーションを溜めているかがわかるだろう。「何があってもいいように準備しておく」と語っているように、すでに心ここにあらず、他球団へのトレードを待っているようにも思える。
はたして2月6日のトレード・デッドラインを経て、ヌルキッチはどのチームのジャージーに袖を通しているのだろうか。
構成●ダンクシュート編集部
【画像】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
ケビン・デュラント、デビン・ブッカー、ブラッドリー・ビールのビッグ3が結成2年目を迎えた今季、開幕直後こそ9勝2敗と好スタートを切ったものの、その後はデュラントの故障などもありトーンダウン。現地時間1月4日時点で15勝18敗(勝率45.5%)、ウエスタン・カンファレンス12位まで後退してしまった。
するとチームは、停滞した状況を打破すべくスタートリオの一角であるビール、そして先発センターだったユスフ・ヌルキッチをベンチ起用する決断を下す。これが奏功したか、以降は8勝3敗と息を吹き返し、23勝21敗(勝率52.3%)でウエスト8位まで戻してきた。
控え降格の憂き目にあった上、トレードの噂も絶えないビールだが、それでもセカンドユニットのエースとして奮闘。だが、同じく先発落ちしたヌルキッチは、1月7日のシャーロット・ホーネッツ戦を最後に9試合連続で欠場中。病気で戦列を離れている期間もあったが、ベンチ入りしたにもかかわらず出番がない日もあり、チームの構想から外れつつある。
不動のスターターだった状況から一転、ローテーション入りすらままならない現状について、本人はどう思っているのか。プレータイムがなかった1月25日のワシントン・ウィザーズ戦後、ヌルキッチは地元紙『The Arizona Republic』のインタビューに応じ、その胸中を語った。
「(マイク・ブーデンホルザーHCとの間に)関係性と呼べるものはないよ。だからこそいいんだ。僕はプロとしてベストを尽くすだけ。何があってもいいように準備しておくのさ。混乱することも、それをチームに持ち込むこともない。彼ら(サンズ)はすでに十分カオスだからね。できる限りプロフェッショナルであろうとし、ほかのことに全力を尽くすよ」
この発言からも、ヌルキッチがどれだけ組織にフラストレーションを溜めているかがわかるだろう。「何があってもいいように準備しておく」と語っているように、すでに心ここにあらず、他球団へのトレードを待っているようにも思える。
はたして2月6日のトレード・デッドラインを経て、ヌルキッチはどのチームのジャージーに袖を通しているのだろうか。
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