現地時間1月25日、ミルウォーキー・バックスは敵地インテュイット・ドームでロサンゼルス・クリッパーズと対戦するも、117-127で敗れた。
この日はヤニス・アデトクンボが36得点に13リバウンドと暴れ回ったほか、デイミアン・リラードがキャリア初となる2試合連続のトリプルダブル(29得点、10リバウンド、10アシスト)と両輪が躍動。
そのほか、ゲイリー・トレントJr.が19得点、トーリアン・プリンスが14得点に6リバウンド、4アシスト、ブルック・ロペスが13得点、4リバウンド、3ブロックをマークしたものの、ジェームズ・ハーデンに40得点&9アシスト、ノーマン・パウエルに33得点、カワイ・レナードに18得点、イビツァ・ズバッツに12得点&10リバウンドを献上し、第4クォーターに離され黒星を喫した。
ただ、敗れたとはいえ主砲ヤニスの活躍は見事だった。この日はフィールドゴール成功率54.5%(12/22)に加え、不得手なフリースローも成功率80.0%(12/15)と、シーズン平均(59.3%)を大幅に上回る確率でヒット。
クリッパーズのタロン・ルーHC(ヘッドコーチ)はこの試合、"ヤニス対策"としてインサイドで集中砲火を浴びることを回避する戦術を採ったとゲーム後に話していた。
「彼は本当に上手くなった。自身のゲームを磨いてきたんだろうね。私からすれば、彼にペイントへ侵入されて何度もダンクされるくらいなら、(ファウルして)フリースローラインへ立たせて、(自チームの選手たちが)ファウルトラブルになることの方がまだいいんだ」
今季のヤニスはミッドレンジからフィールドゴール成功率46%と上々の数値を残しているとはいえ、最大の魅力はやはり身体能力をフルに活かしたアンストッパブルなペイントアタック。ファウルなしで抑えるのは不可能に近く、それならばファウルトラブルに陥るリスクを冒してでも、苦手なフリースローを打たせる戦術を採るべきなのだろう。
開幕直後こそ躓いたバックスだが、MVP級の活躍を見せるエースに導かれ、イースタン・カンファレンス4位の25勝18敗(勝率58.1%)まで浮上。このまま2021年以来3度目のリーグ制覇へ駆け上がりたいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】並外れた身体能力とド迫力のダンクでスター街道を驀進!"グリーク・フリーク"ヤニス・アデトクンボの厳選ショット集!
この日はヤニス・アデトクンボが36得点に13リバウンドと暴れ回ったほか、デイミアン・リラードがキャリア初となる2試合連続のトリプルダブル(29得点、10リバウンド、10アシスト)と両輪が躍動。
そのほか、ゲイリー・トレントJr.が19得点、トーリアン・プリンスが14得点に6リバウンド、4アシスト、ブルック・ロペスが13得点、4リバウンド、3ブロックをマークしたものの、ジェームズ・ハーデンに40得点&9アシスト、ノーマン・パウエルに33得点、カワイ・レナードに18得点、イビツァ・ズバッツに12得点&10リバウンドを献上し、第4クォーターに離され黒星を喫した。
ただ、敗れたとはいえ主砲ヤニスの活躍は見事だった。この日はフィールドゴール成功率54.5%(12/22)に加え、不得手なフリースローも成功率80.0%(12/15)と、シーズン平均(59.3%)を大幅に上回る確率でヒット。
クリッパーズのタロン・ルーHC(ヘッドコーチ)はこの試合、"ヤニス対策"としてインサイドで集中砲火を浴びることを回避する戦術を採ったとゲーム後に話していた。
「彼は本当に上手くなった。自身のゲームを磨いてきたんだろうね。私からすれば、彼にペイントへ侵入されて何度もダンクされるくらいなら、(ファウルして)フリースローラインへ立たせて、(自チームの選手たちが)ファウルトラブルになることの方がまだいいんだ」
今季のヤニスはミッドレンジからフィールドゴール成功率46%と上々の数値を残しているとはいえ、最大の魅力はやはり身体能力をフルに活かしたアンストッパブルなペイントアタック。ファウルなしで抑えるのは不可能に近く、それならばファウルトラブルに陥るリスクを冒してでも、苦手なフリースローを打たせる戦術を採るべきなのだろう。
開幕直後こそ躓いたバックスだが、MVP級の活躍を見せるエースに導かれ、イースタン・カンファレンス4位の25勝18敗(勝率58.1%)まで浮上。このまま2021年以来3度目のリーグ制覇へ駆け上がりたいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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