現地時間１月26日（日本時間27日、日付は以下同）。オクラホマシティ・サンダーは、敵地モーダ・センターでポートランド・トレイルブレイザーズを118－108で下し、今季戦績をリーグベストの37勝８敗（勝率82.2％）とした。

　サンダーはシェイ・ギルジャス・アレキサンダーがゲームハイの35得点に５リバウンド、３スティール、ジェイレン・ウィリアムズが24得点、８アシスト、２ブロック、アイザイア・ジョーが16得点、４リバウンドを記録。

　そしてふくらはぎ負傷から６試合ぶりに出場したアイザイア・ハーテンスタインが、32分40秒のプレータイムで14得点、12リバウンド、６アシスト、１ブロックと攻守両面で存在感を示した。今季のサンダーは彼が出場した試合で23勝２敗と圧倒的な強さを誇っている。

　2017年のドラフト２巡目全体43位でヒューストン・ロケッツから指名され、2018年に入団した213㎝・113㎏のビッグマンは、ロケッツに２年間、2020－21シーズンにはデンバー・ナゲッツとクリーブランド・キャバリアーズに所属。キャブズで平均8.3点、6.0リバウンド、2.5アシスト、1.2ブロックをあげ、2021年９月にロサンゼルス・クリッパーズとの契約にこぎつけた。
  　ブレイザーズ戦後、ハーテンスタインはキャリア初期をこう回想していた。

「自分の役割を見つける必要があった。ロケッツにいた最初の２年間、当時の僕はそれをわかっていなかったんだ。ディフェンスやリバウンドでうまくならなきゃいけなかったから、めちゃくちゃ練習して（技術を）磨いていった。プレーさせてくれないコーチを責めるのではなく、僕はコートへ立つためにやるべきことがあったんだ」

　昨年10月のトレーニングキャンプ期間。ハーテンスタインはロケッツ時代の同僚だったタイソン・チャンドラー（元シカゴ・ブルズほか）からコミュニケーションの重要性を教わり、それが役に立ったと明かしている。

　それと同時に、若手時代に必死に練習を積んだことで、今ではディフェンスとリバウンドが自身のストロングポイントになっていると語る。

「あの時ずっと練習したことで、今ではディフェンスとリバウンドが僕の弱みから強みへと変わっていったんだ。ずっとハードに練習を続けてきたから、その賜物なんだ」

　クリッパーズで迎えた2021－22シーズンは、イビツァ・ズバッツのバックアップセンターとして68試合に出場し、平均8.3点、4.9リバウンド、2.4アシスト、1.1ブロックにフィールドゴール成功率62.6％を残した。