アンソニー・デイビス(全体1位/ニューオリンズ・ホーネッツ)、ブラッドリー・ビール(3位/ワシントン・ウィザーズ)、デイミアン・リラード(6位/ポートランド・トレイルブレイザーズ)と、のちのオールスター選手が上位で指名を受けた2012年のNBAドラフトにおいて、ドレイモンド・グリーンは2巡目指名(35位/ゴールデンステイト・ウォリアーズ)に甘んじた。
それから13年、同期の選手たちが他球団へ移籍したなかで、198cm・104kgの万能戦士はウォリアーズ一筋でプレーを続け、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン(現ダラス・マーベリックス)らとともに4度の優勝に貢献。個人ではオールスターに4度、オールNBAチームに2度、オールディフェンシブチームに8度選出、17年には最優秀守備選手に輝くなど、ドラフト時の評価が間違っていたことを証明した。
キャリア13年目の今季もチームの重要な戦力となっているグリーンだが、ドラフト時に当時の王者マイアミ・ヒートも獲得に興味を示していたことを、球団OBのティム・ハーダウェイがポッドキャスト番組『The Draymond Green Show』で明かした。
当時ヒートでスカウトを務めていたハーダウェイは、ドラフトを前に球団社長のパット・ライリーへ「グリーンをドラフトすべき」と進言。しかし、ライリーは「彼はいらない」と却下し、1巡目27位でミシシッピ州大3年生のアーネット・モートリーを指名する。
ハーダウェイは、もしこの時チームがミシガン州大4年生のグリーンを指名していたら、レブロン・ジェームズ、ドゥエイン・ウェイド、クリス・ボッシュの"スリーキングス"擁するスター軍団は3連覇できたと語った。
「我々は3連覇できたはずだ。君(グリーン)、レブロン、Dウェイド、そしてクリス・ボッシュ。このチームに入って、君が自分の役割を果たしていたら、確実にフィットしていた。まさにヒート向きの選手だったんだ」
ハードワーカーのグリーンに対し、208cm・109kgのモートリーは多彩な攻撃力を持つフォワードとして大学3年時に平均16.4点、10.5リバウンドをあげ、サウス・イースタン・カンファレンスの1stチームに選出。ただ、ヒートのユニフォームに袖を通すことはなく、ドラフト直後にフィラデルフィア・セブンティシクサーズにトレードされた。
当時、グリーンはヒートからの指名を期待していたが、自身ではなくモートリーを選んだことに困惑したという。
「ヒートがアーネット・モートリーを指名したのは本当に理解できなかった。彼はドラフト前から性格面で問題を抱えていた。確かにプレーヤーとしてのポテンシャルは高かったけど、人格面で多くの懸念材料があったんだ」
モートリーはシクサーズに2シーズン在籍したものの、通算59試合の出場で平均3.6点、3.1リバウンドにとどまり、14年以降は1度もNBAでプレーしていない。
それから13年、同期の選手たちが他球団へ移籍したなかで、198cm・104kgの万能戦士はウォリアーズ一筋でプレーを続け、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン(現ダラス・マーベリックス)らとともに4度の優勝に貢献。個人ではオールスターに4度、オールNBAチームに2度、オールディフェンシブチームに8度選出、17年には最優秀守備選手に輝くなど、ドラフト時の評価が間違っていたことを証明した。
キャリア13年目の今季もチームの重要な戦力となっているグリーンだが、ドラフト時に当時の王者マイアミ・ヒートも獲得に興味を示していたことを、球団OBのティム・ハーダウェイがポッドキャスト番組『The Draymond Green Show』で明かした。
当時ヒートでスカウトを務めていたハーダウェイは、ドラフトを前に球団社長のパット・ライリーへ「グリーンをドラフトすべき」と進言。しかし、ライリーは「彼はいらない」と却下し、1巡目27位でミシシッピ州大3年生のアーネット・モートリーを指名する。
ハーダウェイは、もしこの時チームがミシガン州大4年生のグリーンを指名していたら、レブロン・ジェームズ、ドゥエイン・ウェイド、クリス・ボッシュの"スリーキングス"擁するスター軍団は3連覇できたと語った。
「我々は3連覇できたはずだ。君(グリーン)、レブロン、Dウェイド、そしてクリス・ボッシュ。このチームに入って、君が自分の役割を果たしていたら、確実にフィットしていた。まさにヒート向きの選手だったんだ」
ハードワーカーのグリーンに対し、208cm・109kgのモートリーは多彩な攻撃力を持つフォワードとして大学3年時に平均16.4点、10.5リバウンドをあげ、サウス・イースタン・カンファレンスの1stチームに選出。ただ、ヒートのユニフォームに袖を通すことはなく、ドラフト直後にフィラデルフィア・セブンティシクサーズにトレードされた。
当時、グリーンはヒートからの指名を期待していたが、自身ではなくモートリーを選んだことに困惑したという。
「ヒートがアーネット・モートリーを指名したのは本当に理解できなかった。彼はドラフト前から性格面で問題を抱えていた。確かにプレーヤーとしてのポテンシャルは高かったけど、人格面で多くの懸念材料があったんだ」
モートリーはシクサーズに2シーズン在籍したものの、通算59試合の出場で平均3.6点、3.1リバウンドにとどまり、14年以降は1度もNBAでプレーしていない。
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