現地時間２月１日（日本時間２日、日付は以下同）に起きた電撃トレードで、ロサンゼルス・レイカーズからダラス・マーベリックスへと移籍したアンソニー・デイビスが３日、公の場で初めてコメントを発表した。

　まず、自身のインスタグラムに古巣への惜別メッセージを投稿。レイカーズでのハイライトリールとともに、ロサンゼルスのファンや街への感謝の想いを綴った。

「６年前、僕は優勝するというビジョンを持ってここに来た。そして、それを成し遂げた瞬間を決して忘れないだろう！バスケットボールはビジネスであり、それは他の仕事と同じ……僕が最初のリングを手にし、家族や友情を育んだこの街に感謝している。これからもここがホームだ」

　デイビスは続けて、先日起きた大規模な山火事に被災した人々、そして５年半ともに戦い続けたチームメイトたちにもメッセージを送った。

「僕たち家族は、この地を故郷としてくれたすべての人々に感謝しているし、火事で家を失った人たちのことを今も考えている。チームメイトたちへ：僕たちの友情はロッカールームやジャージーを超えたものだ……LAは僕の心の中で、いつだって大切な場所であり続ける。どんな素晴らしい物語にも、エキサイティングな次のチャプターがある。ダラス、待ってろよ！」
  　その後は、ともにトレードされたマックス・クリスティーとともに、マーベリックスのインスタグラムに登場。新天地での意気込みを語った。

「マブズファンのみんな、ADだ。チームや組織の一員になれることに興奮している。特別なことを成し遂げよう。たくさんの試合に勝とう。すごく楽しみだし、フロアに立ってチームをサポートし、ベストを尽くす日を待ちきれない。Go Mavs！」

　本来のポジションであるパワーフォワードでのプレーを望んでいたデイビスにとって、デレック・ライブリー二世、ダニエル・ギャフォードと好センターが揃うマーベリックスは理想的な環境。さらにバックコートにはカイリー・アービング、クレイ・トンプソンといった実力者も擁し、全員が健康体ならプレーオフで上位進出を狙える陣容が整っている。

　大エースのルカ・ドンチッチを放出し、デイビスを獲得するという大鉈を振るった新生マーベリックスは、はたして昨季のファイナル進出以上の成果を上げられるのか。できなければ批判は必至なだけに、１年目からいきなり勝負の時を迎えそうだ。

構成●ダンクシュート編集部

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