現地時間2月6日(日本時間7日)のトレード・デッドラインを前に、連日ビッグディールが起きているNBA。
1日にはルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス→ロサンゼルス・レイカーズ)とアンソニー・デイビス(レイカーズ→マーベリックス)の世紀のトレードが実現したほか、2日にも3チーム間の大型取引成立が報じられ、サクラメント・キングスのディアロン・フォックスがサンアントニオ・スパーズへ、シカゴ・ブルズのザック・ラビーンがキングスへ移籍するなど、計7選手と7本のドラフト指名権が動いた。
ドンチッチ、フォックス、デイビス、ラビーンが移籍したことで、特にウエスタン・カンファレンスのポストシーズンに向けた順位争いはさらに激化することが容易に想像できる。
デトロイト・ピストンズの指揮官を務めるJB・ビッカースタッフHC(ヘッドコーチ)は、2日に行なわれたブルズ戦を前に、2020年から始まったプレーオフ出場枠を争うプレーイン・トーナメントが、リーグの競争力を高めていると持論を展開した。
「プレーインも、リーグ内の競争を長続きさせている要因のひとつだと私は見ている。シーズンを迎えるにあたって、より多くのチームが競い合うことができているからね。
それに(リーグでは)過去4、5年間(実際は6年間)で異なるチャンピオンが生まれている。だから今はどのチームもチャンスがあると感じていると思う。リーグにとって最高なことであり、またトレードもこのリーグを素晴らしいものにしていると見ている」
NBAではレギュラーシーズン全82試合を終えた時点で、各カンファレンス6位以内であれば自動的にプレーオフ出場。7位から10位に入った4チームが、プレーオフ最後の2枠をかけてプレーイン・トーナメントで争う仕組みとなっている。
6年ぶりのプレーオフ進出を目指すピストンズは、3日時点でイースタン・カンファレンス7位の25勝25敗(勝率50.0%)。6位のマイアミ・ヒート(24勝23敗/勝率51.1%)を0.5ゲーム差で追っている一方、9位のアトランタ・ホークス(23勝27敗/勝率46.0%)とは2.0ゲーム差のため、ここから順位を落としてしまう可能性もあるだけに油断は禁物だ。
プレーイン・トーナメント導入によって、各カンファレンス10位以内に入ればプレーオフへ駒を進めるチャンスができたこと、そして大型トレードの数々によって、リーグ内では競争の激しさが増している。6日のトレード・デッドラインまであと2日。さらなる動きが起こるか必見だ。
文●秋山裕之(フリーライター)
【画像】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
1日にはルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス→ロサンゼルス・レイカーズ)とアンソニー・デイビス(レイカーズ→マーベリックス)の世紀のトレードが実現したほか、2日にも3チーム間の大型取引成立が報じられ、サクラメント・キングスのディアロン・フォックスがサンアントニオ・スパーズへ、シカゴ・ブルズのザック・ラビーンがキングスへ移籍するなど、計7選手と7本のドラフト指名権が動いた。
ドンチッチ、フォックス、デイビス、ラビーンが移籍したことで、特にウエスタン・カンファレンスのポストシーズンに向けた順位争いはさらに激化することが容易に想像できる。
デトロイト・ピストンズの指揮官を務めるJB・ビッカースタッフHC(ヘッドコーチ)は、2日に行なわれたブルズ戦を前に、2020年から始まったプレーオフ出場枠を争うプレーイン・トーナメントが、リーグの競争力を高めていると持論を展開した。
「プレーインも、リーグ内の競争を長続きさせている要因のひとつだと私は見ている。シーズンを迎えるにあたって、より多くのチームが競い合うことができているからね。
それに(リーグでは)過去4、5年間(実際は6年間)で異なるチャンピオンが生まれている。だから今はどのチームもチャンスがあると感じていると思う。リーグにとって最高なことであり、またトレードもこのリーグを素晴らしいものにしていると見ている」
NBAではレギュラーシーズン全82試合を終えた時点で、各カンファレンス6位以内であれば自動的にプレーオフ出場。7位から10位に入った4チームが、プレーオフ最後の2枠をかけてプレーイン・トーナメントで争う仕組みとなっている。
6年ぶりのプレーオフ進出を目指すピストンズは、3日時点でイースタン・カンファレンス7位の25勝25敗(勝率50.0%)。6位のマイアミ・ヒート(24勝23敗/勝率51.1%)を0.5ゲーム差で追っている一方、9位のアトランタ・ホークス(23勝27敗/勝率46.0%)とは2.0ゲーム差のため、ここから順位を落としてしまう可能性もあるだけに油断は禁物だ。
プレーイン・トーナメント導入によって、各カンファレンス10位以内に入ればプレーオフへ駒を進めるチャンスができたこと、そして大型トレードの数々によって、リーグ内では競争の激しさが増している。6日のトレード・デッドラインまであと2日。さらなる動きが起こるか必見だ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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