現地時間2月5日(日本時間6日)、ゴールデンステイト・ウォリアーズは敵地デルタ・センターで行なわれたユタ・ジャズ戦に128-131で惜敗。アウェー7連戦の大事な初戦を落とした。
この試合の約45分前には4チーム間(最終的に5チーム間)の大型トレードが報じられ、ウォリアーズからはアンドリュー・ウィギンズとカイル・アンダーソンがマイアミ・ヒートへ、デニス・シュルーダーとリンジー・ウォーターズ三世がデトロイト・ピストンズへ移籍し、ヒートからジミー・バトラーが加入することとなった。
ジャズ戦後、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は退団することになった選手たちへ感謝と惜別の言葉を送った。
「ウィグズ(ウィギンズ)は、これまで私がコーチしてきた中でも大好きな選手の1人。2022年の優勝は彼なしにはあり得なかった。寂しくなるよ。
他の選手たちもそう。カイルは究極のプロだ。これまで一緒に過ごしてきた選手たちの中でもベストなプロフェッショナリズムの持ち主の1人。デニスももう1人のプロであり、素晴らしい競争力を持つ選手。彼を連れてきた時、しばらくの期間はここにいると思っていた。彼の家族は先週こっちへ引っ越してきたばかりだった。リンジーはキャリアを始動させたばかりで、指導していて最高だった。素晴らしい若手なんだ。だからこそ辛いね」
ウォリアーズにとってタフだったのは、翌6日のトレード・デッドライン当日も試合が組まれていたこと。移籍が決まった選手はもちろん、新加入のバトラーも出場できず、ロサンゼルス・レイカーズに112-120で敗れた。
NBAのトレード・デッドラインは、2017年までオールスターブレイク後に設けられていた。しかし、同年のオールスターに出場したデマーカス・カズンズが、球宴期間中にサクラメント・キングスからニューオリンズ・ペリカンズへトレードされたことを機に、期限が前倒しとなった背景がある。
ただ、今年もデッドライン間際に複数の移籍が成立し、当初ジャズへの移籍が報じられたシュルーダーは2日連続でトレードされるような形に。そうした事情を鑑み、カーHCはトレード・デッドラインの変更を提案していた。
「リーグはトレード・デッドラインをオールスターブレイクに移すことを考えるべきだと思う。そうすれば試合の30分前にトレードされ、感情を処理しながらゲームに勝とうとするような事態は避けられる。
(期限の変更が)可能なのかは私にはわからない。ただ、(以前のように)戻してくれればありがたい。もしくは、デッドライン前の数日間をオフにしてほしい。どのようにして組み直すのかまではわからないが、タフな日程が続くことは確かなんだ」
カーHCの提案をリーグは承認するのか。この期限前後の数日間の勝敗が最終順位に響く可能性は大いにあるだけに、検討すべき事案と言えるだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
この試合の約45分前には4チーム間(最終的に5チーム間)の大型トレードが報じられ、ウォリアーズからはアンドリュー・ウィギンズとカイル・アンダーソンがマイアミ・ヒートへ、デニス・シュルーダーとリンジー・ウォーターズ三世がデトロイト・ピストンズへ移籍し、ヒートからジミー・バトラーが加入することとなった。
ジャズ戦後、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は退団することになった選手たちへ感謝と惜別の言葉を送った。
「ウィグズ(ウィギンズ)は、これまで私がコーチしてきた中でも大好きな選手の1人。2022年の優勝は彼なしにはあり得なかった。寂しくなるよ。
他の選手たちもそう。カイルは究極のプロだ。これまで一緒に過ごしてきた選手たちの中でもベストなプロフェッショナリズムの持ち主の1人。デニスももう1人のプロであり、素晴らしい競争力を持つ選手。彼を連れてきた時、しばらくの期間はここにいると思っていた。彼の家族は先週こっちへ引っ越してきたばかりだった。リンジーはキャリアを始動させたばかりで、指導していて最高だった。素晴らしい若手なんだ。だからこそ辛いね」
ウォリアーズにとってタフだったのは、翌6日のトレード・デッドライン当日も試合が組まれていたこと。移籍が決まった選手はもちろん、新加入のバトラーも出場できず、ロサンゼルス・レイカーズに112-120で敗れた。
NBAのトレード・デッドラインは、2017年までオールスターブレイク後に設けられていた。しかし、同年のオールスターに出場したデマーカス・カズンズが、球宴期間中にサクラメント・キングスからニューオリンズ・ペリカンズへトレードされたことを機に、期限が前倒しとなった背景がある。
ただ、今年もデッドライン間際に複数の移籍が成立し、当初ジャズへの移籍が報じられたシュルーダーは2日連続でトレードされるような形に。そうした事情を鑑み、カーHCはトレード・デッドラインの変更を提案していた。
「リーグはトレード・デッドラインをオールスターブレイクに移すことを考えるべきだと思う。そうすれば試合の30分前にトレードされ、感情を処理しながらゲームに勝とうとするような事態は避けられる。
(期限の変更が)可能なのかは私にはわからない。ただ、(以前のように)戻してくれればありがたい。もしくは、デッドライン前の数日間をオフにしてほしい。どのようにして組み直すのかまではわからないが、タフな日程が続くことは確かなんだ」
カーHCの提案をリーグは承認するのか。この期限前後の数日間の勝敗が最終順位に響く可能性は大いにあるだけに、検討すべき事案と言えるだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
関連記事
- 【NBA】レブロンが今季最多42得点、レイカーズが接戦を制して4連勝!八村塁はとどめのダンクを含む11得点で勝利に貢献<DUNKSHOOT>
- NBAトレード期限終了、八村塁はレイカーズ残留が決定!ドンチッチとの共演実現へ【ロスター一覧】<DUNKSHOOT>
- NBAオールスターのチーム分けが決定!レブロン&デイビスが一夜限りの復活、海外選手中心の“世界選抜”チームも<DUNKSHOOT>
- 「エイプリルフールか確かめるほどだったよ」ドンチッチが“トレード直後”の心境を吐露「ものすごくショックだった」<DUNKSHOOT>
- 「ダラスでベビーベッドを買ったって」ドンチッチの衝撃トレードに大ショックのエドワーズ。「ルカがかわいそう」と憤るも「俺も怖い」<DUNKSHOOT>