NBA

「2人が上手くいかない世界などない」レブロン&ドンチッチの成功をペイサーズHCは確信「銅像が立つレベルの選手」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.02.10

レブロン(左)とドンチッチ(右)の完璧なフィットを、カーライルHCは確信しているようだ。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・レイカーズは、現地時間2月8日(日本時間9日、日付は以下同)にホームのクリプトドットコム・アリーナでインディアナ・ペイサーズ戦に臨んだ。

 この日レイカーズは、新加入のルカ・ドンチッチ(左ふくらはぎ)に加えてレブロン・ジェームズも左足首の痛みで欠場したものの、左ヒジの痛みで出場が危ぶまれていたオースティン・リーブスが大暴れ。

 26歳のガードは4本の3ポイントを含むキャリアハイの45得点に7リバウンド、7アシスト、3スティールを奪取。さらに八村塁が27歳の"バースデイゲーム"で24得点、9リバウンド、ゲイブ・ヴィンセントが12得点、7アシスト、2スティール、ジョーダン・グッドウィンが10得点、4リバウンド、ジャクソン・ヘイズが9得点、12リバウンド、2ブロックと続き、124-117でペイサーズを撃破。

 5連勝で今季成績を31勝19敗(勝率62.0%)とし、ゲーム差なしながらヒューストン・ロケッツ(32勝20敗/勝率61.5%)を抜いてウエスタン・カンファレンス4位へ浮上した。
 
 先日発表されたシャーロット・ホーネッツとのトレードが破談と報じられたレイカーズ。先発センター候補のマーク・ウィリアムズがフィジカル検査の際にいくつか問題が発覚したと米スポーツ専門局『ESPN』が報じており、ダルトン・コネクト、キャム・レディッシュ、2030年のドラフト指名交換権と2031年のドラフト1巡目指名権が再びチームへ戻ることになった。

 トレード・デッドラインが6日だったため、今後チームはトレードできないことから、レイカーズはFA(フリーエージェント)やバイアウトにより所属チームからカットされる選手たちの中から、新たな獲得候補を選定していく見込み。

 もっとも、レイカーズ、そしてNBA全体で今最も注目を浴びているのはレブロンとドンチッチの共演だろう。ドンチッチは10日のユタ・ジャズ戦で"レイカーズデビュー"が濃厚。昨年12月25日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦以来、約1か月半ぶりの実戦となる。

 NBAキャリア7年目のドンチッチは、レギュラーシーズン通算422試合でキャリア平均28.6点、8.7リバウンド、8.3アシスト、1.2スティールを誇る万能戦士。レブロンもキャリア22年目の40歳ながら、キャリア平均で27.0点、7.5リバウンド、7.4アシスト、1.5スティールを記録するリーグ史に名を残すオールラウンダー。
 
NEXT
PAGE
レブロン&ドンチッチは成功する?名将カーライルの見立ては……