日本代表

バスケ男子日本、新戦力中心の布陣で中国に大敗。佐々木が最多17得点も、敵地での初勝利には遠く及ばず<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.02.20

佐々木の奮闘は光った日本だが、アウェーで中国に完敗を喫した。(C)FIBA

 2月20日、中国の深センスポーツセンターにて「FIBAアジアカップ2025予選Window3」が行なわれ、日本代表(FIBAランキング21位)は中国(同30位)と対戦。敵地で中国相手の初勝利を目指したが、完全アウェーのなか58-100と大敗を喫した。

 今予選4連勝ですでに8月の本大会出場を決めている日本は、富樫勇樹や渡邊雄太らベテラン組を招集せず、新戦力中心の布陣。先発は佐々木隆成、細川一輝、吉井裕鷹、井上宗一郎、アレックス・カークの5人で臨んだ。

 開始から中国に8-0と先行を許した日本は、3分過ぎにカークのゴール下で初得点。その後は新キャプテンの吉井の3ポイントや、途中出場のテーブス海、渡邉飛勇らの奮闘でリズムを作るが、12-19で第1クォーターを終える。

 第2クォーターも引き続き劣勢のなか、日本は佐々木とテーブスの2ガードを起用し、攻撃にリズムが生まれる。16点差から両ガードの連続3ポイントで一時6点差まで接近。しかし再び中国に流れを奪われ、33-50と17点差で折り返しとなった。
 
 後半、日本はスタートから堅守を披露するが、得点が奪えず差は縮まらない。第3クォーター終了時点で24点差まで広げられると、第4クォーターもホームの大声援を受ける中国に攻守で上回られ、完敗を喫した。

 佐々木がチーム最多の17得点、カークが11得点、10リバウンド、テーブスが10得点を記録。すでに予選突破を決めているとはいえ、チーム全体でフィールドゴール成功率27.7%(18/65)、3ポイント成功率17.9%(7/39)、リバウンドは中国の52本に対して33本と課題を残す一戦となった。

 日本は3日後の23日にアウェーでモンゴルと対戦し、今予選を終える。

※「FIBAアジアカップ2025予選」:4チーム×6グループで行なわれ、各組の上位2チームに入れば、今年8月5日からサウジアラビアで開催されるアジアカップ本戦の出場が決定する(3位のチームは3チーム×2グループによる2次ラウンドを戦い、各組上位2チームが出場権獲得)。

 残り1試合時点のグループ内順位および、日本の今予選結果は以下の通りとなっている。

■グループC順位
※カッコ内はFIBAランキング。★=予選突破決定

1位:中国(30)/4勝1敗★
2位:日本(21)/4勝1敗★
3位:グアム(85)/1勝4敗
4位:モンゴル(109)/1勝4敗

■日本の予選結果
※@=アウェーゲーム

<Window1>
2024年2月22日vsグアム○77-56
2024年2月25日vs中国○76-73

<Window2>
2024年11月21日vsモンゴル○93-75
2024年11月24日vs@グアム○83-78

<Window3>
2025年2月20日vs@中国●58-100
2025年2月23日vs@モンゴル

構成●ダンクシュート編集部
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