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NBA

ニックスのディフェンスはなぜ悪化した?シボドーHCもチームの守乱に警鐘「守備を磨き続けなければ」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.02.25

今季のニックスは守備に精彩を欠いている。(C)Getty Images

今季のニックスは守備に精彩を欠いている。(C)Getty Images

 今季のニューヨーク・ニックスは、現地時間2月24日時点でイースタン・カンファレンス3位の37勝20敗(勝率64.9%)という好位置にいる。

 ジェイレン・ブランソン&カール・アンソニー・タウンズのオールスターデュオに加え、ロスターにはミケル・ブリッジズ、OG・アヌノビー、ジョシュ・ハート、プレシャス・アチウワ、キャメロン・ペイン、マイルズ・マクブライドといった好選手が揃っていて、オフェンシブ・レーティングはリーグ4位の119.0と高火力。

 一方、ディフェンシブ・レーティングは114.3でリーグ20位。守備構築に長けたトム・シボドーHC(ヘッドコーチ)が指揮するチームにしては珍しい現象とも言えるが、これがリーグトップ10のオフェンス力を有するチームとの対戦になると、リーグワースト2位の数値まで転落していると米スポーツ専門局『ESPN』が報じている。
 
 なぜ今季のニックスは守備が悪化してしまったのか。23日のボストン・セルティックス戦に105-118で完敗を喫した後、ディフェンス面で苦戦している要因を、シボドーHCはこう話した。

「おそらく、いろいろな要素の組み合わせなんだと思う。相手はエリートで、3ポイントを多用するチーム。自分たちのチームがいい仕事をしていても、ほんの2、3分間あれば崩され、ランを許してしまう。だから、我々は相手チームに対して(ディフェンス面で)磨き続けていかないといけない。どの試合でも学んでいき、次の試合に備えていく。今の我々がフォーカスしたいのはそこにある」

 2024-25シーズンも佳境を迎えているが、来たるプレーオフではディフェンスが何よりも重要になる。その大舞台までに、はたしてニックスは守備を改善し、52年ぶりのリーグ制覇を果たすことができるだろうか。

文●秋山裕之(フリーライター)

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