専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

「リーグのベストプレーヤーの1人」。ハーデンが目覚ましい活躍を見せるカニングハムを称賛「今も成長を続けている」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.02.26

ハーデン(右)はカニングハムを「リーグのベストプレーヤーの1人」と称賛した。(C)Getty Images

ハーデン(右)はカニングハムを「リーグのベストプレーヤーの1人」と称賛した。(C)Getty Images

 ウエスタン・カンファレンス6位のロサンゼルス・クリッパーズは、現地時間2月24日(日本時間25日、日付は以下同)、アウェーでデトロイト・ピストンズと対戦。
 
 カワイ・レナード、ノーマン・パウエル、ベン・シモンズをケガや休養で欠いたなか、18得点、12リバウンド、5アシストを残したオールスターのジェームズ・ハーデンを筆頭に、デリック・ジョーンズJr.が15得点、2スティール、イビツァ・ズバッツが13得点、15リバウンド、5アシスト、3ブロック、クリス・ダンが13得点、5リバウンド、4アシスト、5スティール、ボグダン・ボグダノビッチが13得点、5アシストと選手層の厚みを見せつけた。

 しかし、ディフェンスでピストンズの司令塔兼エースのケイド・カニングハムを止めることができず、97-106で敗れて3連敗。

 今季ピストンズと初対決したハーデンは、32得点、9リバウンド、7アシスト、3スティールの活躍を許したカニングハムと、相手チームを次のように評していた。

「彼はようやく健康体を手に入れた。それに一緒にプレーしていくうえで必要なピースが揃ったんだ。シューター陣、ビッグマン、ディフェンダーとね。彼らが周囲にいることで、彼はリーグのベストプレーヤーの1人のようにプレーすることができている。彼には拍手を送りたい。今季は本当に信じられない仕事ぶりだし、今も成長を続けている」
 
 ハーデンが絶賛するカニングハムは、ここまで53試合に出場してチームトップの平均25.8点、9.5アシスト、同2位の6.3リバウンドを残すほか、フィールドゴール成功率46.0%、3ポイントは成功率36.5%、平均成功数2.3本でいずれも自己最高ペースと絶好調。

 また、先日サンフランシスコで開催されたオールスターゲームではコーチ推薦で初出場を飾ったように、リーグ内での評価も高まっている。

 ハーデンが語るように、ピストンズはシューターにマリーク・ビーズリーやティム・ハーダウェイJr.、ビッグマンにジェイレン・デューレンとアイザイア・スチュワート、ディフェンダーにはアサー・トンプソンやロン・ホランド二世と、計算できるタレントが揃いつつある。

 25日時点で32勝26敗(勝率55.2%)のイースタン・カンファレンス6位につけており、7位のオーランド・マジック(29勝31敗/勝率48.3%)には4.0ゲーム差をつけている。

 チームは26日に連覇を狙う王者ボストン・セルティックス、28日には一昨季の覇者デンバー・ナゲッツと対戦する。タフなスケジュールではあるものの、7連勝と波に乗る彼らにとって、現在の実力を測る上で最高の相手と言っていいだろう。

文●秋山裕之(フリーライター)
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号