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NBA

「ビッグ3ではなく、ビッグ4だ」レイカーズOBのオリーが八村塁の“低評価”に不満「正当な評価を与え、もっと話題にすべきだ」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.02.27

現役時代にレイカーズで3度の優勝を経験したオリー(右)が八村を称賛した。(C)Getty Images

現役時代にレイカーズで3度の優勝を経験したオリー(右)が八村を称賛した。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・レイカーズは現地時間2月2日、アンソニー・デイビス、マックス・クリスティー、2029年のドラフト1巡目指名権をダラス・マーベリックスに、ジェイレン・フッド・シフィーノと25年のドラフト2巡目指名権をユタ・ジャズに放出し、マブズからルカ・ドンチッチを獲得。現代のNBAでTOP3に入る実力者をロスターに加え、リーグ最大の注目チームとなった。

 25歳のオールラウンダーは左ふくらはぎのケガもあり、加入直後はシュートタッチが振るわなかったが、2月22日のデンバー・ナゲッツ戦で32得点、10リバウンド、7アシストで勝利に導くと、25日の古巣マブズ戦では移籍後初のトリプルダブル(19得点、15リバウンド、12アシスト)を達成するなど、徐々に本領を発揮している。
 
 今季のレイカーズはレブロン・ジェームズ(平均24.7点、8.7アシスト)、オースティン・リーブス(同19.2点、6.1アシスト)、そして新加入のドンチッチ(同19.0点、7.0アシスト)がオフェンスの中心を担っており、前述のナゲッツ戦では3人で80得点、19アシスト、マブズ戦でも66得点、20アシストを叩き出した。

 そんななか、2000~02年のレイカーズ優勝メンバーで、現在は『SPECTRUM SPORTSNET』でコメンテーターを務めるロバート・オリーが、同番組で先発フォワードの八村塁に言及。レイカーズはレブロン、ドンチッチ、リーブスのビッグ3ではないと主張した。
 
「これはビッグ3じゃなくて、ビッグ4だ。私は言いたい、RH(ルイ・ハチムラ)はビッグ4だとね。みんなRHのことを話題にしない。彼が“ブリーボール”(フィジカルを活かしたプレー)をしていると、さっき話したよね。彼は(マブズ戦で)15得点を記録したし、+19(出場時の得失点差)でチーム最高だった。にもかかわらず、みんなRHのことを忘れている」

 今季でキャリア6年目、レイカーズで3年目を迎えた203cm・104kgの八村は、49試合(すべて先発)の出場で平均13.5点、5.3リバウンド、1.5アシスト、フィールドゴール成功率50.8%、3ポイント成功率41.3%をマーク。ナゲッツ戦では昨季のMVPニコラ・ヨキッチ(211cm・129kg)にマッチアップしながら21得点をあげたほか、ここまで20点以上をあげた試合でチームは9勝1敗と、自身の活躍が勝利に直結している。
 
 オリーは最後に、「彼は忘れられがちなんだ。彼に正当な評価を与え、もっと話題にすべきだ」と八村は過小評価されていると訴えた。
 
 レブロン、ドンチッチ、リーブスの3人と比べると派手なパフォーマンスを見せることは少ないが、攻守で貢献が見込める27歳は、現在のレイカーズにおいて替えの効かない存在となっている。

構成●ダンクシュート編集部

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