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NBA

テイタムは過小評価されている?セルティックスOBは「彼はティム・ダンカンのウイングバージョンのようなもの」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.03.04

26歳にして数々のタイトルを手にしたテイタムだが、本人は過少評価されていると感じているようだ。(C)Getty Images

26歳にして数々のタイトルを手にしたテイタムだが、本人は過少評価されていると感じているようだ。(C)Getty Images

 ボストン・セルティックスのジェイソン・テイタムは、2022年から3年連続でオールNBA1stチームに選出されるなど、リーグを代表するスター選手の1人だ。アメリカ代表として、五輪で2つの金メダルも手にしているが、周囲の評価はそこまで高くない。

 19歳でセルティックスに入団したテイタムは、キャリア3年目の2019-20シーズンにオールスターに選ばれ、22年のプレーオフではカンファレンス・ファイナルMVPを獲得。同年はNBAファイナルで敗退したものの、翌23-24シーズンに初の頂点に立った。

 今季もここまで57試合の出場でリーグ5位の平均26.8点、8.8リバウンド、5.8アシスト、をマークし、クリーブランド・キャバリアーズに次ぐイースタン・カンファレンス2位(43勝18敗/勝率70.5%)につけるチームを牽引している。

 昨夏にセルティックスと5年3億1500万ドル(約474億円)のスーパーMAX契約を締結するなど、誰もが認める実力者ながら、テイタムは『ワシントン・ポスト』のインタビューで自身は過小評価されているとの感想を口にした。

「もしあなたが、僕のすべての実績から名前と顔を取り除いて、『この選手Aが26歳で成し遂げたことはこれだ』と示したら、人々は(僕について)もっと違うことを話すだろう」
 
 スポーツ番組の司会者であるコリン・カワードは『FOX Sports』で、テイタムがリーグの顔になれるという考えには反対で、NBAの歴史においてはそれに見合うのはこれまでマジック・ジョンソン、マイケル・ジョーダン、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)しかおらず、テイテムがそのレベルに達するには「クール」でも「上手くもない」と語った。

 その中で、セルティックスOBである殿堂入り選手のポール・ピアースは『Showtime Basketball』のポッドキャスト番組『KG Certified』で、「彼(テイタム)は26歳だ。正当な評価を受けていない」とテイタムの主張に同意した。

「昨年、俺は彼(テイタム)がベストのアメリカ人選手だと言った。今でもそう思っている。彼は派手ではないし、内向的で、話さないから正当な評価を受けていないのだろう。コート上では目立たない。だから、みんなジャ(モラント/メンフィス・グリズリーズ)やアンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)に惹かれるんだ。彼はティム・ダンカン(元サンアントニオ・スパーズ)のウイングバージョンのようなものだ」
 
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