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「ジョーダン、コビー、レブロン。そこにステフを加えるんだ」シャックがカリーの“GOAT論争”参戦を推奨<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.03.09

カリーを“GOAT論争”に加えるべきだとシャックが主張した。(C)Getty Images

 現地時間3月4日(日本時間5日、日付は以下同)、ゴールデンステイト・ウォリアーズは敵地マディソン・スクエア・ガーデンでニューヨーク・ニックス相手に114-102で勝利。この試合でウォリアーズのエース、ステフィン・カリーは28得点、7リバウンド、9アシスト、2スティールをマークした。

 すると『TNT』のスタジオ・アナリストでNBA歴代屈指のセンターとして知られるシャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)は、カリーがGOAT(Greatest player Of All Time)論争に入るべきだと主張。

「いいから彼をあの話題の中に入れるんだ。そこにいるのはMJ(マイケル・ジョーダン/元シカゴ・ブルズほか)、コビー(ブライアント/元レイカーズ)、レブロン(ジェームズ/レイカーズ)。そこにステフを加えるんだ。それが俺の要求だ」

 2022年に4度目のリーグ制覇を果たし、初のファイナルMVPに輝いたカリーは、昨夏のパリオリンピックでも準決勝、決勝とアメリカ代表の5連覇を大きく後押しする大暴れを見せたことで、その評価はさらに上昇。
 
 ウォリアーズは2月6日のデッドライン当日に成立した5チーム間トレードで、マイアミ・ヒートからジミー・バトラーを補強。そのバトラーが出場した12試合でチームは10勝1敗、オールスターブレイク後はリーグ2位の8勝1敗(勝率87.5%)と絶好調で、3月8日終了時点でウエスタン・カンファレンス6位の36勝28敗(勝率56.3%)の好位置にいる。

 そんなチームにおいて、カリーは球宴後にリーグ2位の平均30.1点に3.9リバウンド、6.9アシスト、1.2スティールに加えてフィールドゴール成功率52.1%、3ポイント成功率43.7%(平均5.0本成功)、フリースロー成功率96.3%と大暴れ。

 2月27日のオーランド・マジック戦で12本の長距離砲を沈めてシーズンハイの56得点、今月6日のブルックリン・ネッツ戦でも7本の3ポイントを放り込んで計40得点と爆発してみせた。

 今月14日に37歳を迎えるにもかかわらず、いまだ一線級のハイパフォーマンスを披露し続ける衰え知らずのカリー。シャックが言うように、GOAT論争に参戦すべき選手であることは間違いない。

文●秋山裕之(フリーライター)

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