現地時間2月27日に敵地キア・センターに乗り込んだオーランド・マジック戦、ゴールデンステイト・ウォリアーズは前半を終えて14点ビハインド(52-66)を背負っていた。
しかし、前半終了時にハーフコート超えの長距離ブザービーターを沈めたステフィン・カリーが第3クォーターで大爆発。9分39秒間で4本の3ポイントを含む一挙22得点を叩き出し、チーム全体で40-21とマジックを圧倒した。
最終クォーターになってもカリーの勢いは止まらず13得点を追加し、ウォリアーズが121-115で勝利。36歳のスーパースターは34分18秒の出場でフィールドゴール成功率64.0%(16/25)、3ポイント成功率63.2%(12/19)、フリースロー12本をすべて決め切り、今季ベストの56得点に4リバウンド、3アシスト、2スティールの超絶パフォーマンスを披露した。
これで昨年11月以来初の5連勝をマークしたウォリアーズは、32勝27敗(勝率54.2%)とし、ウエスタン・カンファレンス7位へ浮上した。
なお、球団創設79シーズン目のウォリアーズは、25日のシャーロット・ホーネッツ戦でレギュラーシーズン通算3000勝を達成。これはボストン・セルティックス(3676勝)、ロサンゼルス・レイカーズ(3586勝)、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ(3121勝)、ニューヨーク・ニックス(3012勝)に続いてNBA史上5チーム目の快挙だ。
今季で在籍13年目のドレイモンド・グリーンは、試合後に地元メディア『NBC Sports Bay Area』へこう話していた。
「このフランチャイズで、長い歴史の一部になれたこともそうだし、球団の再生を助けて常勝チームへ戻すことができたんだから最高の旅路になっている。その一員でいられることをありがたく思うし、感謝している。俺たちはリーグの中でもベストな球団だと話しているよ。俺にとっても13年間過ごして歴史の一部になれたんだから、間違いなくスペシャルなことさ」
ウォリアーズはカリー、グリーン、クレイ・トンプソン(現ダラス・マーベリックス)によるビッグ3を中心とした体制で2015年以降4度の優勝、計6度のNBAファイナル進出を果たしたことで、名実ともにNBAの名門チームとしての地位を確立した。
もちろん、グリーンが「俺たちにはまだまだやらなきゃいけないことが山ほどある」と口にした通り、今季も球団史上8度目の王座獲得を目指して戦い続けている。
今回の大台達成は長い間リーグに所属し、地道に勝利を重ねることで得られる勲章だけに、就任11シーズン目のスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)はOBたちへの感謝も込めて感慨にふけっていた。
「すごくクールなことだ。もちろん、ここにいる選手たちは過去10年間にわたってファンのためにいくつもの思い出を作り上げてきた。でもこのチームには長い歴史があるんだ。(過去には)ウィルト・チェンバレン、リック・バリー、アル・アトルズたちがいた。3000勝というのはなかなかできないことなんだ」
通算“3001勝目”をあげたウォリアーズは、アウェー5連戦が始まったばかり。いずれもイースタン・カンファレンスのチームと敵地で戦うタフなスケジュールのなか、この勢いを持続し、少しでも多く勝利を掴んでおきたいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
しかし、前半終了時にハーフコート超えの長距離ブザービーターを沈めたステフィン・カリーが第3クォーターで大爆発。9分39秒間で4本の3ポイントを含む一挙22得点を叩き出し、チーム全体で40-21とマジックを圧倒した。
最終クォーターになってもカリーの勢いは止まらず13得点を追加し、ウォリアーズが121-115で勝利。36歳のスーパースターは34分18秒の出場でフィールドゴール成功率64.0%(16/25)、3ポイント成功率63.2%(12/19)、フリースロー12本をすべて決め切り、今季ベストの56得点に4リバウンド、3アシスト、2スティールの超絶パフォーマンスを披露した。
これで昨年11月以来初の5連勝をマークしたウォリアーズは、32勝27敗(勝率54.2%)とし、ウエスタン・カンファレンス7位へ浮上した。
なお、球団創設79シーズン目のウォリアーズは、25日のシャーロット・ホーネッツ戦でレギュラーシーズン通算3000勝を達成。これはボストン・セルティックス(3676勝)、ロサンゼルス・レイカーズ(3586勝)、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ(3121勝)、ニューヨーク・ニックス(3012勝)に続いてNBA史上5チーム目の快挙だ。
今季で在籍13年目のドレイモンド・グリーンは、試合後に地元メディア『NBC Sports Bay Area』へこう話していた。
「このフランチャイズで、長い歴史の一部になれたこともそうだし、球団の再生を助けて常勝チームへ戻すことができたんだから最高の旅路になっている。その一員でいられることをありがたく思うし、感謝している。俺たちはリーグの中でもベストな球団だと話しているよ。俺にとっても13年間過ごして歴史の一部になれたんだから、間違いなくスペシャルなことさ」
ウォリアーズはカリー、グリーン、クレイ・トンプソン(現ダラス・マーベリックス)によるビッグ3を中心とした体制で2015年以降4度の優勝、計6度のNBAファイナル進出を果たしたことで、名実ともにNBAの名門チームとしての地位を確立した。
もちろん、グリーンが「俺たちにはまだまだやらなきゃいけないことが山ほどある」と口にした通り、今季も球団史上8度目の王座獲得を目指して戦い続けている。
今回の大台達成は長い間リーグに所属し、地道に勝利を重ねることで得られる勲章だけに、就任11シーズン目のスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)はOBたちへの感謝も込めて感慨にふけっていた。
「すごくクールなことだ。もちろん、ここにいる選手たちは過去10年間にわたってファンのためにいくつもの思い出を作り上げてきた。でもこのチームには長い歴史があるんだ。(過去には)ウィルト・チェンバレン、リック・バリー、アル・アトルズたちがいた。3000勝というのはなかなかできないことなんだ」
通算“3001勝目”をあげたウォリアーズは、アウェー5連戦が始まったばかり。いずれもイースタン・カンファレンスのチームと敵地で戦うタフなスケジュールのなか、この勢いを持続し、少しでも多く勝利を掴んでおきたいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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