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NBA

「歴代トップ10リストでマイナスが付く選手はレブロンだけだ」元選手がキングの“過小評価”に不満<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.03.11

アリナスはレブロンの評価についてプラスよりもマイナス要素が重視されていると指摘した。(C)Getty Images

アリナスはレブロンの評価についてプラスよりもマイナス要素が重視されていると指摘した。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは、マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)やコビー・ブライアント(元レイカーズ)とともに「史上最高の選手(GOAT)」の1人として語られる。

 40歳を迎えた今季も現役トップレベルの力を保持している“生けるレジェンド”だが、元NBA選手のギルバート・アリナスはレブロンへの世論について持論を展開している。

 2003年のドラフト全体1位指名でNBA入りした“キング”レブロンも、今季で歴代最長タイの22年目に突入。これまでレギュラーシーズン1550試合(歴代3位)で計5万8620分間(同1位)プレーし、通算得点(4万1924)はNBA記録を更新し続けており、ほかにも1万1661リバウンド(同25位)、1万1504アシスト(同4位)をマーク。通算出場試合数(1550)で1位のロバート・パリッシュ(1611試合)超えも視野に入れる。

 現地時間3月4日(日本時間5日)に行なわれたニューオリンズ・ペリカンズ戦では、レギュラーシーズンとプレーオフの合計得点で史上初の5万点を突破。昨年3月に達成したレギュラーシーズン4万得点に続き、NBAの歴史を塗り替え続けている。

 現役でありながら、史上最高の選手の呼び声も高いレブロンだが、神様ジョーダンや英雄コビーには及ばないと見る声も少なくはない。アリナスは、自身がホストを務めるポッドキャスト番組『Gil's Arena』で、「『GOATは誰か?』となったら、『ジョーダンがGOAT、コビーが2位だ』と言うのは問題だ。レブロンがNo.3に位置付けられるのは(ジョーダンやコビーよりも少ない)4回しか優勝していないからだ」と指摘した。
 
「なぜレブロンがNo.3だということに否定的なのか。No.4の選手に対して否定的な考えはない。No.2は何かを成し遂げれば1位になることができるが、レブロンを超えることはできない」

 NBAの歴史には偉大なレジェンドたちが多くいる中で、歴代トップ10において“マイナス評価”を受けるのはレブロンだけだとの持論をアリナスは展開している。

「歴代トップ10リストでマイナスが付く選手は1人しかいない。優勝を5回経験しているNo.8(ティム・ダンカン/元サンアントニオ・スパーズ)について話す時、ネガティブな思いはない。(マイナス評価がつくのは)レブロンだけだ。

 レブロンは優勝回数の観点からNo.3。トップ10の選手に、歴代最高の選手は誰かと聞いてみてほしい。レブロンの話題になると、通算得点でNBA記録を保持しているということよりも、優勝リングは4つと言われる。『彼はマイアミ(ヒート)に移籍した』ともね。まるで、なぜレブロンが1位ではないのかを説明しようとしているようだ」

 すでに不惑に突入しているレブロン。今後いつまで現役を続けるかで、“過小評価”を覆す可能性もあるかもしれない。

構成●ダンクシュート編集部

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