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NBA

「人生でベストなバスケができていると思っているけど…」ヨキッチがSGAとのMVP争いに言及「彼はそれに値する」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.03.11

ヨキッチがSGA(右)とのMVP争いに言及した。(C)Getty Images

ヨキッチがSGA(右)とのMVP争いに言及した。(C)Getty Images

 現地時間3月9日、10日(日本時間10、11日、日付は以下同)に行なわれたオクラホマシティ・サンダーとデンバー・ナゲッツの連戦は初戦こそサンダーが127-104で圧勝も、2戦目は後半に爆発したナゲッツが140-127で勝利を収めた。

 ウエスタン・カンファレンス首位のサンダーは10日の試合に勝利し、同日にウエスト6位のゴールデンステイト・ウォリアーズがポートランド・トレイルブレイザーズに敗れれば、プレーオフ出場が決定するところだった。しかし、チームは敗れ、なおかつウォリアーズが勝ったことで、出場権獲得は次戦以降にお預けとなった。

 これで今季レギュラーシーズンの直接対決を2勝2敗で終えたサンダーとナゲッツだが、プレーオフを前にシェイ・ギルジャス・アレキサンダー(SGA)とニコラ・ヨキッチによるMVP争いに注目が集まっている。

 10日を終えた時点で、SGAはリーグベストの平均32.7点に5.1リバウンド、6.2アシスト、1.8スティール、1.1ブロック。ヨキッチが平均28.9点、13.0リバウンド、10.5アシスト、1.8スティールと、両者ともオールラウンドな成績を残していて甲乙つけ難い。

 MVP争いの本命同士という評価に、サンダーのエースはこう反応していた。
 
「考えたこともないけど、話題になることだとは思っている。(でも)これはエンターテインメントであって、スポーツの一部なんだ。その話題に自分を入れてくれること、そう考えられていることは光栄なことだね」

 一方、過去4シーズンで3度のMVPに選ばれるなど同賞の常連であるヨキッチは、昨季の投票で2位に入ったSGAとの争いをこう分析していた。

「僕にとっては3、4年連続だからわからないよ。自分でコントロールできることじゃないからね。僕自身は人生でベストなバスケットボールができていると思っているけど、それが十分ならそれでいいし、十分でなければ、彼はそれ(MVP)に値する。本当に素晴らしいプレーをしているからね」

 ウエスト1位のサンダーと2位ナゲッツのゲーム差は11.0のため、ここからナゲッツが逆転することは現実的に難しい。チーム成績が重要視される場合は、ギルジャス・アレキサンダーが優勢だが、ヨキッチがNBA史上3人目のシーズン・トリプルダブルを達成し、ナゲッツがウエスト2位を死守することができれば、通算4度目のMVPに輝く可能性もありそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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