専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

前日に大敗したナゲッツがウエスト首位のサンダーにリベンジ!34得点のマレーは「自分の攻撃的な部分を持ち込んでプレーした」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.03.11

前日の対戦では24点差で大敗したナゲッツだが、この日はマレー(写真)とヨキッチで計69得点を叩き出しサンダーを圧倒。今季の対戦成績を2勝2敗のタイに持ち込んだ。(C)Getty Images

前日の対戦では24点差で大敗したナゲッツだが、この日はマレー(写真)とヨキッチで計69得点を叩き出しサンダーを圧倒。今季の対戦成績を2勝2敗のタイに持ち込んだ。(C)Getty Images

 現地時間3月9日(日本時間10日、日付は以下同)、オクラホマシティ・サンダーは、ホームのペイコム・センターでデンバー・ナゲッツに127-103で快勝し、ウエスタン・カンファレンス首位の53勝11敗(勝率82.8%)とした。

 7連勝のサンダーはシェイ・ギルジャス・アレキサンダー(SGA)がゲームハイの40得点に8リバウンド、5アシスト、3ブロック、ジェイレン・ウィリアムズが26得点、9リバウンド、8アシスト、2スティールと主軸が躍動したほか、チェット・ホルムグレンが14得点、8リバウンド、4ブロック、アイザイア・ハーテンスタインが10得点、11リバウンドをマーク。

 一方のナゲッツはマイケル・ポーターJr.が24得点、15リバウンド、ニコラ・ヨキッチが24得点、13リバウンド、9アシスト、3ブロック、クリスチャン・ブラウンが19得点、ジャマール・マレーが17得点、4アシストを残すも、マレーはフィールドゴール成功率35.3%(6/17)とシュートタッチに苦しんだ。

 また、サンダーのマーク・ダグノーHC(ヘッドコーチ)が試合後に「我々は贅沢なことに、異なる選手を彼(ヨキッチ)へぶつけることができた。チーム全員でディフェンスをこなしたんだ」と話したように、ヨキッチもフィールドゴール成功率43.5%(10/23)、3ポイント成功率20.0%(2/10)に抑えた。

 しかし2連戦の2日目となった10日のリマッチは、前日に大敗したナゲッツが6点ビハインドで迎えた後半に73-54とサンダーを圧倒し、140-127で見事リベンジに成功。
 
 この試合前、ヨキッチは足首とヒジに問題を抱えていたため出場が疑問視されていたが、マイケル・マローンHCに「(欠場は)絶対に嫌だ」と直訴し出場。39分36秒コートに立った“ジョーカー”は、ウエスト首位相手にゲームハイの35得点、18リバウンドに8アシスト、フィールドゴール成功率75.0%(15/20)のハイパフォーマンスを見せた。

 さらにヨキッチの相棒マレーもルージェンツ・ドートを筆頭とするサンダーの厳しいマークをかいくぐり、34得点に4リバウンド、6アシスト、2スティール、フィールドゴール成功率50.0%(11/22)、3ポイント成功率42.9%(3/7)、フリースロー9本をノーミスで決めるなど奮闘した。

「相手の攻撃性を利用しただけ。僕は自分の攻撃的な部分を持ち込んでプレーしたのさ。ショットが何本か入ればすべてが楽になってくる。そうなれば僕をカバーするのはタフになるからね」とマレー。

 前半途中でサンダーのジェイレン・ウィリアムズが右股関節を負傷して途中退場するアクシデントもあったが、ナゲッツはエースのSGA(25得点、7アシスト)へのダブルチームに行く回数を増やしてボールを捌かせたことが奏功し、3本のミス(チーム全体で10ターンオーバー)を誘発した。

 これで今季の直接対戦は2勝2敗で終了。ナゲッツにとって、優勝候補のサンダーにアウェーで土をつけたことはプレーオフに向けて大きな自信になるはずだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

3試合で平均44点のギルジャス・アレキサンダー、平均13アシストのヤングが週間MVP!2018年ドラフト同期が揃い踏み|NBA第20週<DUNKSHOOT>

SGAはMVP受賞に興味なし?「勝利がすべて。勝たなければ何の意味もない」<DUNKSHOOT>

「彼が今年のMVP」ナッシュがカナダの後輩ギルジャス・アレキサンダーを称賛!「申し分のないリーダー。人間性も素晴らしい」<DUNKSHOOT>
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号