現地時間３月13日、メンフィス・グリズリーズと２WAY契約を結ぶ河村勇輝は傘下のＧリーグチーム、メンフィス・ハッスルの一員として、敵地のロングアイランド・ネッツ（ブルックリン・ネッツ傘下）戦に先発出場。11得点、９アシストをマークしたが、チームは118－132で敗れた。

　過去２戦連続でダブルダブルを記録している河村は、この日も開始１分過ぎに２本のアシストを決めると、第１クォーター残り８分52秒にはドライブからレイアップで初得点をあげる。

　一度ベンチへ退き、再登場後も好パスを重ね、最初の12分間で５アシストを配給。９点リードで迎えた第２クォーターは開始52秒にディフェンスの上からステップバックスリーをヒット。ただその後は被ブロックやパスミスが続き、５得点、６アシストで前半を終えた。
  　70－63の７点リードで迎えた後半。河村は最初のプレーで３ポイントを決めると、その１分半後にもこの日３本目の長距離砲を沈めるが、試合の流れはネッツに傾く。第３クォーターは29－39と相手に上回られ、リードを許した第４クォーターも19－30と突き放されて敗戦。河村は最後のクォーター、無得点、１アシストにとどまった。

　最終スタッツは34分59秒の出場で11得点（フィールドゴール４／８、３ポイント３／５）、４リバウンド、９アシスト、１ブロック、３ターンオーバー。出場時の得失点差はチームワーストの－28と、苦しむチームを救う働きはできなかった。

　痛恨の５連敗を喫したハッスルは、12勝15敗でウエスタン・カンファレンス11位（15チーム中）に後退。残り７試合、６位以上が進出できるプレーオフへは厳しい状況に立たされている。次戦は明日14日（日本時間15日）、再びネッツと対戦する。

構成●ダンクシュート編集部