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NBA

残り3.9秒、3点差からの劇的4点プレー!勝利に導いたハリバートン「夢見ていたこと」、痛恨ファウルのヤニスは「あれ以上は何もできない」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.03.13

3点を追う残り3.9秒、ペイサーズのハリバートンがファウルを受けながら3ポイントを決め、大逆転勝利を飾った。(C)Getty Images

3点を追う残り3.9秒、ペイサーズのハリバートンがファウルを受けながら3ポイントを決め、大逆転勝利を飾った。(C)Getty Images

 現地時間3月11日(日本時間12日、日付は以下同)にゲインブリッジ・フィールドハウスで行なわれたミルウォーキー・バックスとインディアナ・ペイサーズによる一戦は、同点22回、リードチェンジ21回を数える激戦となった。

 第4クォーター残り3.9秒にデイミアン・リラードがフリースロー2本を確実に決め、アウェーのバックスが114-111でリード。ホームのペイサーズは最低でも3点が必要な状況となったが、見事に遂行してみせた。

「フットボールのプレーみたいなやつさ。うまくいって最高だったよ。最初にあのプレーを実行したのは2年前のトレーニングキャンプだった。今日と同じように僕がショットを沈めたんだ。それ以来やっていなかったから、あのプレーを実行するのは嫌いなんだけどね」

 そう語ったのは、ペイサーズのタイリース・ハリバートン。チームはタイムアウト後、スローインするアンドリュー・ネムハード以外の4選手がバックコートから動き出してバックスの守備陣を混乱させ、ハリバートンがハンドオフのようなパスを受けると、左コーナー付近でヤニス・アデトクンボのファウルを受けながらタフな3ポイントを放ち、これが見事リングへ吸い込まれた。
 
 バックスはチャレンジを要求するも判定は覆らず、残り3.4秒でハリバートンがフリースロー1本を着実に決めたことで、ペイサーズが115-114で劇的な勝利を手にした。

 殊勲の働きで勝利を呼び込んだハリバートンは、「夢見てきたことだ。僕を信じてくれたチームメイトたちに感謝しているよ」と述べ、続けて冷静に最後のプレーを分析した。

「ショットを打つ時、自分がコートのどこにいるかは十分わかっている。ラインから離れることが大事になってくる。あとは跳び上がるだけ。(アデトクンボが相手だから)いつもより高くジャンプした。それが入ってくれたのさ」

 バックスとしては196cmのハリバートンに対し、211cmのアデトクンボがクローズアウトしてタフショットへ仕向けたが、最後はペイサーズのエースガードに軍配が上がった。
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