現地時間３月21日（日本時間22日、日付は以下同）、メンフィス・グリズリーズと２WAY契約を結ぶ河村勇輝は傘下のGリーグチーム、メンフィス・ハッスルの一員としてアウェーでのバレー・サンズ（フェニックス・サンズ傘下）戦に出場した。

　２日前の同カードで16得点、６アシストの活躍で連敗ストップに貢献した河村だが、この日は序盤からふたつのターンオーバーにシュートミスとリズムに乗れず。残り６分43秒にベンチに下げられ、ハッスルは第１クォーターで25－39といきなり２桁リードを奪われる。

　第２クォーター頭から登場した河村は、３ポイントとショートジャンパーを放つも決めめることはできず、第１クォーター同様に残り６分台にベンチに退き、ハッスルは61－75で折り返す。
  　前半で無得点にアシストなし、１ファウル、３ターンオーバーと見せ場を作れなかった河村は、後半に入ってもオフェンスに絡めず苦戦が続く。

　91－110でスタートした第４クォーター、残り10分46秒に河村は相手のボールをスティールすると、直後のディフェンスでもしつこいマークでミスを誘発。攻撃でも10分13秒にマオジーニャ・ペレイラのダンクをアシストし、９分46秒にはこの日初得点となる３ポイントを決める。

　さらに７分53秒にネイト・ヒントンのミスショットを自ら拾って３ポイントをヒット、次のオフェンスでは絶妙なパスでペレイラの得点をアシストと、背番号７の活躍でハッスルは７点差まで迫る。しかし、その後はサンズに連続得点を許し、再び点差は２桁に。

　終盤に河村は３つのアシストを記録したものの、第１クォーターの２桁リードが響いたハッスルは125－139で敗戦。河村は24分間の出場で６得点、５アシスト、１リバウンド、１スティール、３ターンオーバー、フィールドゴール成功率28.6％（２／７）、３ポイント成功率33.3％（２／６）、出場時の得失点差－10。得点、リバウンド、アシスト、スティールはすべて第４クォーターにマークしたもので、第３クォーターまで精彩を欠いた。

　今季成績が13勝17敗（勝率43.3％）となったハッスルはウエスタン・カンファレンス10位タイ（15チーム中）。レギュラーシーズンは残り４試合、プレーオフ進出ラインの６位（17勝13敗）とは４ゲーム差をつけられており、ポストシーズン進出に向けて後がない状況に追い込まれた。

　ハッスルの次戦は３月23日、アウェーでオクラホマシティ・ブルー（オクラホマシティ・サンダー傘下）と対戦する。

構成●ダンクシュート編集部

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