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NBA

好調クリッパーズに痛恨…司令塔ハーデンの負傷にルーHCは「彼が無事であることを祈るが…」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.03.24

はたしてハーデンの状態は……。(C)Getty Images

はたしてハーデンの状態は……。(C)Getty Images

 現地時間3月23日、ロサンゼルス・クリッパーズは本拠地インテュイット・ドームでオクラホマシティ・サンダーと対戦。接戦の末に101-103で惜しくも敗れた。

 この試合、クリッパーズはウエスタン・カンファレンス首位の強豪を相手に好勝負を演じたものの、あと一歩及ばず惜敗。これで今季成績はウエスト8位の40勝31敗(勝率56.3%)となり、プレーオフへのストレートインを懸けて6位ゴールデンステイト・ウォリアーズを1ゲーム差、7位ミネソタ・ティンバーウルブズを0.5ゲーム差で追う状況下で、痛い1敗となった。

 ただ、チームにとって黒星よりも痛い出来事が試合中に起きた。第3クォーター序盤、ルージェンツ・ドートのヒザがジェームズ・ハーデンの股関節付近に直撃した上、痛みで倒れた際に右足首も捻挫。その後もハーデンはコートに立ち続けたものの、ケガの影響で動きは明らかに精彩を欠いており、それがチームの敗戦にもつながった。

 試合後の会見で、クリッパーズのタロン・ルーHC(ヘッドコーチ)は、ハーデンの状態についてこう語った。
 
「彼は今、トレーニングルームにいる。股関節を強打し、転倒した際には足首も少し捻った。試合終盤に(ハーデンが)アタックしきれなかったのはそのせいだ。我々はカワイ(レナード)に無理をさせ続けるほかなかった。彼が無事であることを願うが、どうだろうね」

 ハーデン自身はコンディションについて「大丈夫だよ。ヒザが太ももに当たって、転んだだけだ」とコメント。その言葉が真実かどうかはわからないが、35歳の身体に無理は禁物。次戦は中2日空くだけに、その間にどれだけ回復できるか、状態によっては休ませることも視野に入れる必要があるだろう。

 今季のハーデンはフィールドゴール成功率こそキャリアワーストの39.6%に沈んでいるものの、平均22.5点、8.7アシストをマークし、司令塔として下馬評が決して高くなかったクリッパーズを力強く牽引。3年ぶりにオールスター選出も果たすなど、存在感を放っていた。

 だからこそ、順位争いが激化しているこの状況での離脱はチームにとって痛恨。クリッパーズはここ10試合で8勝2敗と上り調子だっただけに、軽傷であることを祈るばかりだ。

構成●ダンクシュート編集部

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