シーズンも佳境に入ったNBAで、衝撃のニュースがリーグを駆け巡った。
現地時間3月28日、河村勇輝が所属するメンフィス・グリズリーズは、テイラー・ジェンキンスHC(ヘッドコーチ)を解任したと発表した。
4月13日のレギュラーシーズン終了まで残り約2週間、その上現在44勝29敗のカンファレンス4位タイとプレーオフ圏内に位置するチームの指揮官交代は極めて異例だ。
球団は公式リリースでザック・クレイマンGM(ゼネラルマネージャー)のコメントを掲載。
「過去6シーズンにわたるテイラーの、このチームと街への貢献に心から感謝しています。テイラーのリーダーシップの下での選手の一貫した成長と成功を考えると、これは難しい決断でした。テイラーの今後の活躍を祈っています」と記されているものの、具体的な解任理由は明かされていない。
現在40歳のジェンキンスHCは、アトランタ・ホークスとミルウォーキー・バックスでアシスタントコーチ経験を積んだのち、2019年にグリズリーズのHCに就任。当時のチームにはNBA2年目の渡邊雄太も所属していた。
就任2年目の20-21シーズンにチームをプレーオフに導くと、翌21-22シーズンは球団タイ記録となる56勝26敗を記録。22-23シーズンも51勝31敗の好成績で、2年連続でチームをカンファレンス2位の座に押し上げた。
故障者続出で低迷した昨季を経て迎えた今季も、開幕から順調に勝ち星を伸ばし、プレーオフ進出圏内をキープ。昨年11月には球団最多勝利HCにもなり、6シーズンで通算250勝214敗(勝率53.9%)の成績を残した。主力の離脱もあり直近7試合は2勝5敗と苦しんでいたとはいえ、残り9試合というタイミングでの電撃解任は現地でも波紋を呼んでいる。
なお、後任の指揮官は、トップアシスタントコーチのトゥオマス・イサロ氏が務めることになると現地メディアが報じている。フィンランド出身で42歳の同氏は、今季のグリズリーズをリーグ屈指のオフェンシブチームに仕立てた立役者。現地29日(日本時間30日)のロサンゼルス・レイカーズ戦から、さっそく指揮を執ると見られる。
同29日にGリーグのシーズンが終わる河村の起用法も含め、今後のグリズリーズの動向から目が離せない。
構成●ダンクシュート編集部
現地時間3月28日、河村勇輝が所属するメンフィス・グリズリーズは、テイラー・ジェンキンスHC(ヘッドコーチ)を解任したと発表した。
4月13日のレギュラーシーズン終了まで残り約2週間、その上現在44勝29敗のカンファレンス4位タイとプレーオフ圏内に位置するチームの指揮官交代は極めて異例だ。
球団は公式リリースでザック・クレイマンGM(ゼネラルマネージャー)のコメントを掲載。
「過去6シーズンにわたるテイラーの、このチームと街への貢献に心から感謝しています。テイラーのリーダーシップの下での選手の一貫した成長と成功を考えると、これは難しい決断でした。テイラーの今後の活躍を祈っています」と記されているものの、具体的な解任理由は明かされていない。
現在40歳のジェンキンスHCは、アトランタ・ホークスとミルウォーキー・バックスでアシスタントコーチ経験を積んだのち、2019年にグリズリーズのHCに就任。当時のチームにはNBA2年目の渡邊雄太も所属していた。
就任2年目の20-21シーズンにチームをプレーオフに導くと、翌21-22シーズンは球団タイ記録となる56勝26敗を記録。22-23シーズンも51勝31敗の好成績で、2年連続でチームをカンファレンス2位の座に押し上げた。
故障者続出で低迷した昨季を経て迎えた今季も、開幕から順調に勝ち星を伸ばし、プレーオフ進出圏内をキープ。昨年11月には球団最多勝利HCにもなり、6シーズンで通算250勝214敗(勝率53.9%)の成績を残した。主力の離脱もあり直近7試合は2勝5敗と苦しんでいたとはいえ、残り9試合というタイミングでの電撃解任は現地でも波紋を呼んでいる。
なお、後任の指揮官は、トップアシスタントコーチのトゥオマス・イサロ氏が務めることになると現地メディアが報じている。フィンランド出身で42歳の同氏は、今季のグリズリーズをリーグ屈指のオフェンシブチームに仕立てた立役者。現地29日(日本時間30日)のロサンゼルス・レイカーズ戦から、さっそく指揮を執ると見られる。
同29日にGリーグのシーズンが終わる河村の起用法も含め、今後のグリズリーズの動向から目が離せない。
構成●ダンクシュート編集部