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NBA

コビーのために背番号を変える選手、背負い続ける選手。ディンウィディーは変更、八村塁は…

秋山裕之

2020.01.30

コビーの急逝により、8番または24番から背番号を変更する選手が続出している。(C)Getty Images

コビーの急逝により、8番または24番から背番号を変更する選手が続出している。(C)Getty Images

 1月26日(日本時間27日、日付は以下同)に起きたヘリコプターの墜落事故により、コビー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)とその次女ジアナを含む9名が命を落とした。この悲劇的なニュースは数多くの人たちに甚大なショックを与え、今なお世界中が悲しみに包まれている。

 天国へと旅立ったスーパースターに対し、NBAは様々な形で追悼。コビーが現役時代に着用し、レイカーズで永久欠番となった背番号8と24にちなみ、試合開始直後のポゼッションで両チームがそれぞれバックコートバイオレーション(8秒)、ショットクロックバイオレーション(24秒)を意図的に犯し、偉大なるレジェンドに敬意を表した。

 また、26日のワシントン・ウィザーズ対アトランタ・ホークスでは、ホークスのトレイ・ヤングがゲーム序盤だけ8番を着用。28日のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ対ゴールデンステイト・ウォリアーズでも、10試合ぶりに復帰したシクサーズのジョエル・エンビードが24番を着けて24得点をマークした。シクサーズの24番はボビー・ジョーンズの永久欠番だったものの、本人に許可を得て特別に着用したそうだ。
 
 そして8番、あるいは24番を着けている現役選手たちが、シーズン中に背番号を変更するという異例の事態にも発展。ダラス・マーベリックスのオーナー、マーク・キューバン氏が24番をマブズの永久欠番にすると発表したことを皮切りに、スペンサー・ディンウィディー(ブルックリン・ネッツ)が8番から26番へ、テレンス・ロス(オーランド・マジック)が8番から昨季まで着用していた31番へと変更している。

 キャリアを通して8番を着けていたディンウィディーは、背番号変更の理由について「息子(イライジャ)が4月20日生まれで、俺が4月6日生まれだから」と説明していたが、これを聞いた多くのファンは、コビーの背番号24と、ジアナが着用していた2番を足したものではないかと指摘。いずれにせよ、ディンウィディーがコビーへ多大なリスペクトを抱いていることが伝わってくる。

 29日にはレイカーズのクイン・クックが、背番号2から28へ変更すると『The Athletic』が報道。クックは「2番はジアナの番号。俺は永久欠番にすべきだと感じている。2番は彼女のものなんだ」と語り、今後はジアナ(2番)とコビー(8番)の背番号を合わせた28番でプレーすることになるという。
 
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