NBAのレギュラーシーズンは大詰めを迎え、残すところ現地時間4月13日(日本時間14日、日付は以下同)の最終戦のみとなった。
全チーム81試合を終えた時点で、イースタン・カンファレンスはプレーオフに進出する1位から6位までの6チーム、第7、8シードを懸けてプレーイン・トーナメントを戦う7位から10位のチームが決定。
そのうち、6位の44勝37敗(勝率54.3%)で2018-19シーズン以来初のプレーオフへ駒を進めたデトロイト・ピストンズは、19日からスタートするプレーオフのファーストラウンドで、第3シードのニューヨーク・ニックス(50勝31敗/勝率61.7%)と対戦することが決まった。
ジェイレン・ブランソン、カール・アンソニー・タウンズのオールスターデュオにミケル・ブリッジズ、OG・アヌノビー、ジョシュ・ハートらオールラウンダーを擁するニックスは、オフェンシブ・レーティング117.3でリーグ5位に入る攻撃力が最大の強み。
対するピストンズはオフェンシブ・レーティング114.5で同14位、ディフェンシブ・レーティング112.3で同10位に入る攻守バランス型。今季の直接対決では3勝1敗と勝ち越しており、4月10日の一戦では第4クォーター中盤の同点から突き放して115-106で勝利を飾っている。
チームを引っ張るケイド・カニングハムは、今季ここまでをこのように総括していた。
「僕らにとってスペシャルなものだね。自分たちが今年やってのけたことを思うと素晴らしい気分だよ。僕らは“プレーオフ・バスケットボール”をデトロイトへ取り戻したんだ。これについてはチームのみんなが最高だと感じていると思う。この街とファンベースを思うと超ハッピーさ」
ピストンズは直近3度のプレーオフ(2019年、2016年、2009年)をいずれも4連敗の1回戦敗退で終えており、最後にプレーオフで勝利を飾ったのはカンファレンス・ファイナルまで勝ち上がった2008年までさかのぼる。
シーズン中の対戦成績がいくら良くても、プレーオフは別物だけに、ピストンズとしてはあくまで挑戦者の立場。カニングハムは自身初の大舞台に向けてこう意気込んでいた。
「僕らは全然満足なんてしていない。前にも言ったけど、僕らは今でもハングリーなんだ。このファーストラウンドで勝ちに行く。それが今このチームがフォーカスしていることだ。僕らのエナジーは素晴らしいもので、プレーオフが一体どんなものになるのか、(シーズン中と)比較しようとは思っていない。とにかく楽しみだよ」
カニングハム擁するピストンズには失うものなどないだけに、攻めの姿勢でニックスとのシリーズを迎えることが予想される。ただし、相手はディフェス指導に定評があるトム・シボドーHC(ヘッドコーチ)が指揮を執るチーム。約1週間の準備期間で入念な対策を練ってくることだろう。必見のシリーズになりそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
「彼には勝者のメンタリティがある」グリーンがカニングハムを絶賛!「デトロイトにチャンピオンシップをもたらすだろう」<DUNKSHOOT>
全チーム81試合を終えた時点で、イースタン・カンファレンスはプレーオフに進出する1位から6位までの6チーム、第7、8シードを懸けてプレーイン・トーナメントを戦う7位から10位のチームが決定。
そのうち、6位の44勝37敗(勝率54.3%)で2018-19シーズン以来初のプレーオフへ駒を進めたデトロイト・ピストンズは、19日からスタートするプレーオフのファーストラウンドで、第3シードのニューヨーク・ニックス(50勝31敗/勝率61.7%)と対戦することが決まった。
ジェイレン・ブランソン、カール・アンソニー・タウンズのオールスターデュオにミケル・ブリッジズ、OG・アヌノビー、ジョシュ・ハートらオールラウンダーを擁するニックスは、オフェンシブ・レーティング117.3でリーグ5位に入る攻撃力が最大の強み。
対するピストンズはオフェンシブ・レーティング114.5で同14位、ディフェンシブ・レーティング112.3で同10位に入る攻守バランス型。今季の直接対決では3勝1敗と勝ち越しており、4月10日の一戦では第4クォーター中盤の同点から突き放して115-106で勝利を飾っている。
チームを引っ張るケイド・カニングハムは、今季ここまでをこのように総括していた。
「僕らにとってスペシャルなものだね。自分たちが今年やってのけたことを思うと素晴らしい気分だよ。僕らは“プレーオフ・バスケットボール”をデトロイトへ取り戻したんだ。これについてはチームのみんなが最高だと感じていると思う。この街とファンベースを思うと超ハッピーさ」
ピストンズは直近3度のプレーオフ(2019年、2016年、2009年)をいずれも4連敗の1回戦敗退で終えており、最後にプレーオフで勝利を飾ったのはカンファレンス・ファイナルまで勝ち上がった2008年までさかのぼる。
シーズン中の対戦成績がいくら良くても、プレーオフは別物だけに、ピストンズとしてはあくまで挑戦者の立場。カニングハムは自身初の大舞台に向けてこう意気込んでいた。
「僕らは全然満足なんてしていない。前にも言ったけど、僕らは今でもハングリーなんだ。このファーストラウンドで勝ちに行く。それが今このチームがフォーカスしていることだ。僕らのエナジーは素晴らしいもので、プレーオフが一体どんなものになるのか、(シーズン中と)比較しようとは思っていない。とにかく楽しみだよ」
カニングハム擁するピストンズには失うものなどないだけに、攻めの姿勢でニックスとのシリーズを迎えることが予想される。ただし、相手はディフェス指導に定評があるトム・シボドーHC(ヘッドコーチ)が指揮を執るチーム。約1週間の準備期間で入念な対策を練ってくることだろう。必見のシリーズになりそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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